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祈祷会メッセージとお祈りの課題

主への信頼

どうか、このはしためのそむきの罪をお赦しください。主は必ずご主人さまのために、長く続く家をお建てになるでしょう。ご主人さまは主の戦いを戦っておられるのですから、一生の間、わざわいはあなたに起こりません。
Iサムエル25:28

神様はサウルに代わってダビデを王とすることに決めていました。しかしサウルからしてみれば、ダビデは赤の他人ですので、いざこざが続きます。聖書はこのいざこざを神様からの視点で描いています。神様がサウルから離れたのでサウルは苦しみ、ダビデを呪うようになります。ダビデに対しては、神様はいつも恵みを与え、数々の危機からダビデを守りました。ダビデも神様をいつも慕い求めていました。

今日はIサムエル25-26章が日課になっています。この辺りはダビデがサウルに追われ逃げ回る箇所です。ダビデは誰を信用していいか分からず、あっちこっちと逃げ回らなければなりませんでした。そんな中、ダビデはナバルの妻アビガイルに助けられます。ダビデは以前ナバルとその一族に優しく接していたようです。ダビデはナバルはダビデを助けてくれるのではないかと思い、使者を送り助けを求めます。しかしダビデがイスラエルの王サウルの敵となっていることを知ると、ナバルはダビデに対して恩を仇で返すようになります。しかしその知らせを聞いたナバルの妻アビガイルが、すぐさまダビデに謝罪に行きます。そしてダビデの要請通り、食料を与えダビデを助けました。ダビデはこの賢いアビガイルのもてなしにほっと一息をつくことができたと思います。

このあたりの章を読んでいると、常にダビデの周りには戦争がありました。読んでいると、ダビデは重い甲冑を脱ぐ暇があっただろうかと思います。そして重い甲冑以上に、ダビデの心にかかるストレスはとても大きなものであったことでしょう。ナバルとの戦闘を避けることができた事は、アビガイルの想像以上にダビデにとって安らぎを与えることになりました。

ダビデとアビガイルの会話を読んでいると、主という神様の名前が頻繁に出てきます。ダビデもアビガイルも、主に深く信頼していたことが分かります。この世界にある全ては主によるのだという事を、彼らが固く信じていたことが分かります。ダビデにとってみれば、どこに真実があるのか、誰が味方なのか、この先どうなってしまうのか、様々な不安が付きまとう日々です。人を頼ることはできず、また神様がいらっしゃらなければ、人間的に考えれば明日にでも自分は命を落としているに違いないという日々です。ダビデはどこへいくにも、何をするにも神様に伺いを立てました。すべてを神様に委ね、神様の御思いの通りに進むのでなければ、自分のいのちはありませんでした。アビガイルも同じように主を慕っていました。そしてアビガイルは確かに主がダビデを導いて守っておられることを知ったのでしょう。ダビデに対して、ダビデを持ち上げる言葉とも取れますが、励ましの言葉ともとれる25:28の言葉を述べたのです。

私たちの生活も、ストレスのかかる生活であると思います。それは未来が見えないことからくる不安であるかもしれません。しかしダビデを守って下さっている神様は、私たちも守って下さいます。私たちがダビデのように主に信頼して、主の示しされた道を生きる時、その道は必ず守られた道筋となります。

お祈りの課題
  • 昭島教会に集っておられる兄姉、ご家族のために
  • 最近新しく来られた方々、久しぶりに来られた方々のために
  • 次聖日の聖餐礼拝のために
  • 宣教ツアーのために
  • 小金井教会のために