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祈祷会メッセージとお祈りの課題

心を神様に変えて頂く

この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。そうすれば、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。
ローマ12:2

ローマ人への手紙を続けて読んでいます。前回、7章では自分の心を顧み、罪と向き合う事をパウロは勧めていました。イエス様は、私たちの罪のために十字架で贖いをなしてくださいました。私たちは自分の罪と向き合うことで、その御業の大きさを改めて実感することができます。自分はたいして悪い人間では無いと思っていれば、イエス様の贖いに興味を示すことはないかもしれません。しかし自分の罪深さを自覚している人は、イエス様の贖いを本当に感謝して受け止めることができます。

自分の罪、弱さと向き合うことは、良いこと、正しいことは何かを考えることでもあります。良いことの裏返しに、自分の罪深さがあるからです。そして自分の罪の故に、その良いことに達することができないと言う限界を知ることになります。そのような時にこそ、私たちは神様に目を留めたいと思います。神様は私たちを罰し、滅びに招くために罪と向き合わせるのではありません。私たちの罪を赦し、解決し、良い方向へと導くために罪と向き合わせるのです。より良いこととは神様のうちにあります。そして私たちがより良いことに向かうためには神様の力が必要です。

パウロは言います「心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。」キリスト教会でよく使われる「悔い改め」という言葉は、「悔いる」という言葉と、「改める」という言葉の合成語です。私たちは自分の罪深さを悔います。そして自分では良いことに達することができないと自覚します。それでも「救われたい」と願うのであれば、神様の力によって変えて頂きたいと心を改めるのです。パウロがこれまで手紙の中で、律法について述べてきました。私たち人間は、正しいこと、良いことが何かしっかりと見極めることができません。神様から律法が与えられた時、良いことと悪いことの区別ができるようになりました。そして良い方向へ進みたいと願ったのです。それならば私たちは良いことと示して下さる神様の御手に私たち自身を委ねるようにしたいと思います。自分では良いこと、悪いことの区別ができないですし、自分の力で良い方向へ向かう事もできません。今までは何事も自分の力で解決しようとしてきたかもしれませんが、これからは神様の力で変えて頂こうと、心を改めるのです。

神様から変えて頂くということは、私たちにとっては大きなチャレンジかもしれません。自分の思うように変えるのではないからです。ローマ12章以降にはたくさんの良いことが書かれています。中には実行が難しいと感じることもあるかもしれません。いっぺんに全ては変わらないかもしれません。しかし神様に信頼したいと思います。神様は私たちの事を何よりもよくご存じです。そして私たちに聖く、正しくあって欲しいと願っておられます。神様の思いを受け止めて、日々教えられながら、悔い改め、変えて頂く生活を続けていきたいと思います。

お祈りの課題

  • 昭島教会に集われている方々、ご家族のために
  • 4-5月に初めて来られた方々、久しぶりに来られた方々のために
  • 教会運営会議、家族セミナー、椅子改修作業のために
  • 甲斐師CGNTV撮影のために
  • 守谷教会のために