「あなたがたはキリストの手紙」Ⅱコリント3:1-6 金田洋介牧師
コリントの教会はパウロの伝道によって生み出された教会(使徒18章)です。彼はコリントを離れた後も訪問し、信徒たちを指導しました。ある時、コリントの教会に罪の行いが蔓延していることを聞いたパウロは、手紙で厳しく戒め、悔い改めを勧めていました。ところが、パウロの勧めも虚しく、問題は解決されません。さらにはパウロに反抗する動きが起こります。コリント人への手紙は、「前の手紙」の本意を伝えると共に、騒動に巻き込まれる信徒たち、問題の中心にある信徒たち、彼に反抗する人々に対するパウロの勧めと教えの言葉が綴られています。
さて、パウロはコリント教会の信徒たちに、「あなたたがたはキリストの手紙である」と伝えました。コリントの信徒一人一人がイエス様を伝える者、イエス様が教える価値観、生き方を現す者として、周囲に配達された手紙だというのです。ところが、コリントの教会の現実は多くの罪が入り込んでいました。なぜパウロは、コリントの信徒たちに「あなたがたはキリストの手紙である」と断言できたのでしょうか。それは、聖霊なる神様が彼らと共にいて導き、彼らが新しい命に生きるように変えて下さると確信していたからでした。聖霊様によって歩んで行くなら、罪の原因となる肉の欲から解放され、命の至る道を進むことができるのです。だからこそパウロは、コリントの信徒たちが信仰によって救われたことによって、聖霊なる神様に仕える者となる資格が与えられている(6節)と伝えたのです。彼らが御霊に従って生きる時、聖霊なる神様が彼らを「キリストの手紙」として下さるのです。
今日、神様を信じ、イエス様を救い主として信じてクリスチャンとされた私たちもまた「キリストの手紙」です。神様が私たちを通してイエス様が伝えられることを期待しておられるのです。私たちの普段の行動、言動にイエス様の愛が、聖さが、誠実さが現れているでしょうか。状況や相手によってできたり、できなかったりの繰り返しだと思うのです。それが人間の力の限界です。しかし、神様はあなたを聖霊なる神様に仕える者にして下さいました。もしあなたが、聖霊様にお任せするなら、「キリストの手紙」としての使命を全うできるのです。

礼拝の後、ほぼ毎週愛さん会(美味しく、楽しいランチタイム)があります。
今週のメニューは、炊き込みご飯、お吸い物、おひたしです。お土産のラスクもありました。
料金は大人250円、中学生200円、小学生150円、小学生未満は無料です。初めての方も無料です。