2019年3月10日 主日礼拝メッセージ

「私の愛に留まりなさい」 ホセア書3章1~5節  金田洋介牧師

3章においても、神のイスラエルに対する愛がホセアとゴメルの関係を通して示されています。ホセアを通して示された神の愛とはどんなものなのでしょうか。

Ⅰ.にもかかわらずの愛 1~2節

神は姦淫の罪によって奴隷にまで落ちたゴメルを、再び愛するようにホセアに命じられます。これは、偶像礼拝という霊的姦淫を止めないイスラエルに対して、神がどれほど大きな愛を持って愛しておられるかをホセアが知るためでした。ゴメルはホセアに愛されていながら、彼を裏切りました。イスラエルもまた、神の愛を知りながら神を裏切り続けました。しかし神は、裏切られたにもかかわらず、民を愛し抜かれたのです。神の愛は「にもかかわらず」の愛です。

Ⅱ.犠牲を払う愛 3節

ホセアは犠牲を払ってゴメルを買い戻し、奴隷の身から再び妻として迎え入れました。彼は犠牲を払うことによって、彼女に対する愛を表しました。また、彼女に対する恨み事や恩着せがましい言葉は一切ありません(3節後半)。同様に、神はひとり子イエス・キリストという大きな犠牲を払い、私たちを罪の奴隷から解放してくださいました。ここに私たちに対する神の愛が表されたのです。

Ⅲ.イスラエルの回復と希望の予言 4~5節

神は民が偶像を捨て、真の神にのみ頼るようになるために、民の中から偶像礼拝に関わるものを一切取り去られることが告げられます(4節)。イスラエルはこの後、罪を裁かれ国は滅ぼされますが、ホセアは必ず訪れる回復を預言しました。イスラエルの民は神に立ち返り、偶像ではなく、真の救い主イエス・キリストを尋ね求めるようになること。そして、終わりの日に再び主イエスは来られ、全てを治められる王となられると告げました(5節)。イエスを信じる者はみな救われ、神の民とされるのです。

ホセアを通して示された神の愛は、今を生きる私たちにも注がれています。私たちの周囲はこの神の愛から引き離すもので溢れています。イエスを犠牲にしてまで救ってくださったこの愛に留まり、この愛の神に望みを置く者となりましょう。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。今週のお花は、キイチゴ、グロリオサ、グラジオラスです。

礼拝の後、ほぼ毎週愛さん会(美味しく、楽しいランチタイム)があります。
今週のメニューは、カレーライス、野菜の浅漬けです。
料金は大人250円、中学生200円、小学生150円、小学生未満は無料です。初めての方も無料です。