2019年3月24日 主日礼拝メッセージ

「イエスのまなざし」 ルカの福音書22章31~34節、54~62節 金田洋介牧師

 本日の聖書の場面ですが、イエス様が裁判を受けるために、大祭司の邸宅へと連れて行かれる場面から始まります。一度は他の弟子たちと共に逃げたペテロでしたが、彼は遠くからついて行きました。ペテロは大祭司の邸宅の中庭に入り、人々に紛れてたき火にあたっていました。すると、門番の女性に「あなたもイエスと一緒にいた。」と疑われます。しかし、ペテロは自分の身を守るためにイエス様との関わりを否定します。この後、二度イエス様との関係を疑われますが、彼は「知らない、分からない」と否定しました。すると鶏が鳴き、イエス様は振り返ってペテロを見つめられました。我に返ったペテロはイエス様の言葉を思い出します。それは、ペテロがイエス様との関係を否定することを予告する言葉でした。「決して私は裏切らない」と豪語していたペテロでしたが、イエス様を裏切ったことを心から悔やみ、激しく泣いたのです。

 一方、ペテロに裏切られたイエス様は、ただ黙ってペテロを見つめられました。このイエス様のまなざしに込められていたものは、どんなことがあっても無くならない愛、裏切ったペテロを丸ごと包み込む愛です。イエス様はペテロを無条件で赦されるとともに、面目丸つぶれのペテロの恥をも愛で覆い尽くしてくださったのです。また、「あなたの信仰がなくならないように祈った」との言葉も思い出したことでしょう。その祈りによって彼は立ち上がり、復活されたイエス様を宣べ伝え、人々を教え、仲間を励ましたのです。

 ペテロに向けられたイエス様のまなざしはあなたにも向けられています。あなたはイエス様のまなざしに、どのような姿で向き合いますか?イエス様はあなたの全てをご存知ですから、無理やり良い姿を見せようとせず、ありのままの姿で御前に出られれば幸いです。仮に、あなたが自分に失望するほどの失敗や過ちを犯してしまったとしても、イエス様はペテロに注いだ愛であなたを愛し、覆ってくださるお方です。そしてイエス様は、あなたの信仰が失われることのないようにとりなしておられます。受難節の時を過ごしている今、これほどまで愛してくださったイエス様の愛を覚え、心から感謝する時を持ちましょう。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。今週のお花は、ウンリュウヤナギ、スカシユリ、ストック、トルコキキョウ、かすみ草です!

教会の庭に赤いチューリップが咲きました🌷春です!お花が綺麗な季節がやってきました。

今週は、子どもたちの進級・進学祝いバーベキュー会でした。