2019年8月11日 主日礼拝メッセージ

「神の国はこのような者たちのもの」 マルコの福音書10章13~16節 金田ゆり牧師

人々が、イエス様に幼い子どもたちを祝福して頂こうと連れてくるシーンから始まっています。イエスは「神の国はこのような者たちのもの」と語られます。「このような者たち」とは、どのような人を指すのでしょうか。

1.小さく弱い存在・立場の者、弱さを認める者 13節

子どもは大人のような行動も判断も体力もなく、助けてもらわなければ生きていけない存在です。あらゆる面で小さく弱い存在なのです。このような子どもはイエスの時代、価値ある存在としてみなされませんでした。しかし、イエスがその生涯で最も関心を持たれ、愛されたのは、社会で隅に追いやられる、小さく弱い立場の者たちでした。私たちも自らの小さく弱いことを認めるとき、イエスは「神の国はあなたのもの」と御声を掛けて下さるでしょう。

2.疑うことなく神とみ言葉とを信頼する者 15節

イエスは、「このような者たち」とは「子どものように神の国を受け入れる者」と言われます。子どものように疑うことなく神とみ言葉を信じ、信頼する者と言えます。私たちは、目に見える現実だけに左右され、不安になりがちです。どこまで目に見えぬ神を信じ信頼できるでしょうか。それが時に難しい私たちだからこそ、イエスは「子どものように神の国を受け入れるものでなければ、決してそこに入ることはできません」と強く迫られているのです。

3.イエスが憤られたということ  14節

イエスが憤られたということに注目しましょう。子どもたちがイエスのもとに連れて来られた時、弟子たちがそれを叱責しました。それをご覧になったイエスは憤られたのです。子どもたちがイエスのもとに行くのを、弟子たちが邪魔をしたからです。子どもたちがイエスのもとに行くのを邪魔をする、同様にあなたがイエスのもとに行くのを邪魔をするものを置いてはいけません。イエスへの道を妨げるものを、イエスは最も憤られるのです。

今私たちは自らの小さく弱いことを認め、幼子のような信仰を持って主の前に出るなら、「神の国はあなたのもの」とのイエスの御声を聞くことでしょう。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。今週のお花は、ゆり、トルコキキョウ、菊、栗です。秋の足音が聞こえてくるようですね。

礼拝の後、ほぼ毎週愛さん会(美味しく、楽しいランチタイム)があります。
今週のメニューは、ほうとう、高菜飯、厚焼きたまご、巨砲でした。
ほうとうは、富士登山のお土産でした。
料金は大人250円、中学生200円、小学生150円、小学生未満は無料です。初めての方も無料です。