2020年1月12日 主日礼拝メッセージ

「良い忠実なしもべと呼ばれるために」マタイの福音書25章14~30節  金田洋介牧師

ある人が旅に出る際、3人の僕たちそれぞれの能力に応じて、5タラント、2タラント、1タラントを預けて旅に出ました。すると5タラント預かった僕はすぐに行動に起こして商売をし、5タラント増やします。2タラント預かった僕も同様に、2タラント増やしました。ところが、1タラント預かった僕は、その1タラントをそのまま土の中に埋めて隠してしまったのです。長い時が経ち、主人が帰って清算することになりました。5タラント、2タラントを増やした僕たちの報告を受けた主人は、二人に同じ言葉を持って褒め、共に喜びました(20~23節)。一方、1タラントを預かった僕は、「主人が意地悪で厳しい人なので、恐ろしくなってタラントを土に隠していた」と告白し、預かった1タラントを主人に差し出します。この僕の言動と行動に主人は心を痛め、彼からタラントを取り上げ、彼を外へと締め出しました。

先の僕たちと後の僕に対する主人の態度の違いは明白です。主人は何を喜ばれたのでしょうか。儲けた方法?それとも儲けた金額でしょうか?元々、主人がタラントを僕たちに預けた際、主人は「このように活用しなさい。これくらい増やしなさい。」などと命じてはいません。ですから、どのように用いたのか、どのくらい増やしたかよりも、主人の心を理解して精一杯応答した僕の忠実さを喜ばれたのです。そして、彼らの忠実さを生み出した原動力は『主人への真実な愛』であり、これこそが僕たちの行動を左右した一番の要因だったのです。

このタラントの譬えは、私たちにも神から与えられたタラント(能力、賜物、機会)があり、そのタラントを主イエスの前で清算する日が来ることを教えています。私たちが与えられたタラント活かし、イエスに「良い忠実なしもべよ」と呼ばれ、喜んでいただくために必要なものはイエスに対する真実な愛を原動力とする忠実です。そしてこの愛は、イエスとイエスをお遣わされた神の愛を聖霊によって知り、体験することによって生み出されるものなのです。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、グラジオラス、アルストロメリア、ゆり、スターチスです。

礼拝の後、ほぼ毎週愛さん会(美味しく、楽しいランチタイム)があります。
今週のメニューは、丸天うどん、写真にはありませんが、おいしい漬物もありました。また、デザートはお土産のクッキー、チョコレート、リンゴでした。