2020年3月1日 主日礼拝メッセージ

「途絶えなかった神の命令~信仰を継承する教会に~」 申命記 6章 1ー9節 金田洋介牧師

「熊本真愛教会ビジョンその④」を御言葉から分かち合いましよう。

「あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くして、あなたの神、【主】を愛しなさい。私が今日あなたに命じるこれらのことばを心にとどめなさい。これをあなたの子どもたちによく教え込みなさい。」これは、カナンの地に入ろうとしているイスラエルの民に、モーセを通して与えられた神の命令です。イスラエルの民がカナンの悪しき習わしに惑わされず、真の神を第一にして生きるためでした。ただ神のみを愛し、神の命令(御言葉)を心にとどめ、次世代に教え込む。この命令は、今の時代を生きる私たちへの神の言葉です。私たちの国には、真の神の言葉を土台としない価値観があり、神の御言葉を土台とする私たちの信仰と価値観と常に衝突します。私たちは、この申命記にある神の御言葉(命令)に従い、家族で、教会全体で、信仰継承に取り組んでいきたいのです。

ところが、私たちはこの信仰の継承について、消極的になってしまいがちです。「無理強いしてはいないか、押し付けではないか」と考え、周囲からの批判を恐れることもあります。しかし、これは神の命令であると同時に、祝福の約束でもあるのです。神は何よりも私たちの家庭、教会、世界の祝福と平和を願っておられるお方であることをしっかりと覚えたいのです。そして、気を付けなければならないことは、自分の信仰生活や教会生活が実際の日常生活と一致していないということです。我々の普段の行動を、家族や、未信者の方々は見ています。いくら信仰の継承を願っていても、私たち自身が躓きとなってしまったら元も子もありません。また、熱心さのあまり、返って反発を生み、傷付けてしまうという話を聞きます。しかし、消極的になって語ることを止めてはいけません。神の命令が途絶えなかったのは、クリスチャンたちが葛藤し、苦悩しながらも、妨げられ、迫害されながらも、神の命令に従い抜いたからです。神の命令に忠実であったからです。神の命令を途絶えさせない教会、信仰を継承する教会となりましょう。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、藤、カーネーション、オリエンタルユリ、ラナンキュラス、アルストロメリアです。

※熊本真愛教会では、3月1日より新型コロナウィルスの感染拡大予防のため、愛さん会を休止しています。一日も早く事態が終息しますよう、心よりお祈りいたします。