2020年3月8日 主日礼拝メッセージ

「収穫の日に備えよ~献身者を送り出す教会に~」マタイの福音書9章35~38節 金田洋介牧師

真愛教会のビジョン⑤を御言葉から共に分かち合いましょう。

今日開きました聖書箇所を見ますと、イエスがあらゆる町々村々を回られ、勢力的に活動された姿を見ることができます。イエスは町を巡り歩き、人々の厳しい現状を目の当たりにされました。あらゆる病気とわずらいとに苦しむ人々、そして、説教に耳を傾ける群衆は、まるで飼う者のいない羊の様に弱り果てて倒れていました。そんな彼らの哀れな姿を目の当たりにされたイエスは、「深くあわれまれ」ました(36節)。これは、群衆に対する強烈な同情を表しています。心身が切り刻まれるような思いを抱かれたイエスは、「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫の主に、ご自分の収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい」と言われました。救いを必要とする、また救われるべき魂が大勢いるのに、圧倒的に働き手が少ない。イエスの時代も今日も変わりありません。人々の魂は飢え渇き、罪の闇が人々や社会を覆っています。また、収穫という言葉は世の終わりの時を想起させます(マタイ13章)。収穫は、救いの時とともに、裁きの時を覚えることを私たちに教えているのです。私たちはフルタイムの献身者が圧倒的に少ない日本のために、危機感をもって献身者が起こされるように祈らなければなりません。

このビジョンを掲げてから6年になりますが、主は真愛教会から一人の兄弟に献身の召しを与えられました。主の御名を崇めます。しかし私たちは、さらに献身者を送り出すように祈り、また、真愛教会が献身者の群れとなるように祈り求めようではありませんか。フルタイムの牧師、宣教師だけが献身者ではありません。主は私たち一人一人を献身者として選び、それぞれの所に遣わされたのです。主は私たちの賜物を活かし、用いてくださいます。収穫の日に備えて、献身者を送り出す教会となるように祈り求めましょう。また、献身の生涯を歩みましょう。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、キイチゴ、ゆり(シベリア)、トルコキキョウ、スプレーカーネーションです。愛さん会は、現在中止しております。