2020年5月31日 主日礼拝メッセージ

「約束のペンテコステ~渇いていた者たちの叫び」使徒の働き 2章1~4節,ヨハネの福音書7章37~39節 金田洋介牧師

Ⅰ.約束のペンテコステ

イエスは弟子たちに「父の約束を待ちなさい」(使徒1:4)と告げ、ご昇天されました。弟子たちは父なる神の約束である聖霊を求め、心を合わせて祈っていました。時は五旬節、突然激しい風が吹いたような音が天から起こり、彼らが集まっていた家一杯に響き渡りました。すると、炎のような舌が分かれて現れ、一人一人の上にとどまった瞬間、一同は聖霊に満たされ御霊が語らせるままに色々の他国の言葉で語りだしたのです。父なる神の約束が成就した瞬間です。

Ⅱ.聖霊様は助け主、また真理の御霊

イエスは弟子たちに、聖霊は助け主(ヨハネ14:16)であり、真理の霊(同15:26)であると教えました。聖霊は私たちの信仰を守り、励まし、助けて下さるお方です。そして聖霊の力が働く時、私たちは神の御言葉に目が開かれ、神の御心を知ることができるのです。このような素晴らしい助けと解き明かしを聖霊は与えて下さるのです。これはイエスを信じ受けいれる全ての人に与えられます。

Ⅲ.渇いていた者たちの叫び

イエスは「聖霊を受けよ」と言われていました。弟子たちは、約束の聖霊が降られるまで、ひたすら祈り求め続けました。この祈りの原動力は「渇き」。それも霊的な渇きです。霊的な渇きとは「義への渇き」のことです。「揺るがない救いの喜び、決してブレない信仰や確信が欲しい。罪に勝利した毎日を過ごしたい。」そのような渇きを覚えたことはありませんか?イエスは、「渇いている者は、わたしの元に来て飲みなさい」(ヨハネ7:37)と言われました。言い表せぬ深い呻き、渇きを満たせるのは聖霊だけです。「義に飢え渇く者は幸いです。その人は満ち足りるからです」(マタイ5;6)とイエスは約束されています。自分の弱さを認め、「聖霊を私の内に満たしてください」と叫び祈りましょう。聖霊こそが、あなたの人生の全てを最善に導かれるお方です。渇き、叫び求める人に聖霊は臨むのです。

熊本真愛教会では、5月31日のペンテコステ礼拝より、教会での礼拝を再開しました。
今週も講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、カスミ草、ゆり、ひまわりです。

新型コロナウィルス感染拡大防止のために、講壇にアクリル板の仕切りを設けました。これは、金田牧師の手作りです。
また、換気を心がけ、教会員も手指消毒やソーシャルディスタンスを意識しながら、教会に集まっています。