2020年6月7日 主日礼拝メッセージ

「心を合わせた人々~それぞれの選択~」使徒の働き 4章31節~5章11節  金田洋介牧師

 先週はペンテコステ礼拝でした。今週も、聖霊が降られた初代教会を見ましょう。本日の箇所は、神の御前にどうあるべきか…身につまされる箇所です。

心を合わせた人々~聖霊の導きに従うことを選択したクリスチャン

イエスを救い主と信じたクリスチャン達は、心と思いを一つにして、持ち物を共有していました。自らの資産を売ってささげ、共に分け合い、共有しました。これは自発的に、彼らは自ら進んでそうしたのです。貧困に苦しむ人々に寄り添い、イエスの愛を表したのです。また、使徒たちはどんなに脅されても堂々と福音を宣べ伝えました。彼らは聖霊の導きに従って、イエスの御言葉を忠実に行ったのです。その結果、彼らの中に乏しい者はいませんでした。信仰も、実際の必要も、心の内も満たされていったのです。神が彼らを祝福されたのでした。

心を合わせた人々~聖霊を欺くことを選択したアナニアとサッピラ

ところが、一つの事件が起こります。アナニアとサッピラ夫婦が自分の土地を売った代金を献金しましたが、代金の一部を自分たちの手元に取って置きながら、全てを献げたと偽ったのです。しかも、お互い承知の上でそうしたと聖書は記しています。これは神と聖霊を欺く愚かな行為でした。みなが心を一つにし、聖霊の導きに従うことに心を合わせていた時に、二人は聖霊を欺くことに心を合わせていたのです。神を畏れず、聖霊を軽んじたアナニアとサッピラは、あっという間に命を失ってしまいました。

とても対照的な姿ではないでしょうか。聖霊の導きに従うことに心を合わせるか、それとも、自分の欲望と悪魔の囁きに心を合わせるか。何に心を合わせるか、その選択を誤ってはいけません。悪魔は食い尽くすべき者を求めて、獅子の如くに狙っていると聖書は語っています。油断しないで、身を慎み、目を覚まして、聖霊の導きと助けを常に求めて参りましょう。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、カスミ草、バラ、ゆり、アリウムです。