2021年5月23日 ペンテコステ礼拝式メッセージ

「助け主なる聖霊」使徒の働き2章1~4節、ヨハネの福音書14章16節  金田洋介牧師

 

本日はペンテコステ礼拝です。クリスマス、イースターとともに世界中で喜ばれる記念すべき大切な日です。

Ⅰ.ペンテコステの出来事

弟子たちは、「父の約束を待ちなさい」(使徒1:4)とのイエスの言葉に従い、父なる神の約束である聖霊を求め、心を合わせて祈り始めました。そして時は五旬節、イエスが昇天されてから十日後のこと、突然激しい風が吹いたような音が天から起こり、彼らが集まっていた家一杯に響き渡りました。すると、炎のような舌が分かれて現れ、一人一人の上にとどまった瞬間、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに色々の他国の言葉で語りだしたのです。この出来事以降、弟子たちは主イエスの復活の証人として出て行きます。そして、他国の言葉で語りだした現象が象徴しているように、あらゆる言葉でイエスの十字架と復活が伝えられ、今日に至っています。私たちも、次世代に福音を繋いでいく使命があることを覚えましょう。

Ⅱ.聖霊は助け主、真理の御霊

イエスは弟子たちに、聖霊は助け主(ヨハネ14:16)であり、真理の霊(同15:26)であると教えました。聖霊は私たちの信仰を守り、励まし、助けて下さるお方です。そして聖霊の力が働く時、私たちは神の御言葉に目が開かれ、神の御心を知ることができるのです。このような素晴らしい助けと解き明かしを聖霊は与えて下さるのです。信仰の成長のため、健全な信仰を保つために、また、信仰が無くならないために、聖霊が必要なのです。

十字架の死から復活されたイエスが「聖霊を受けよ」と弟子たちに言われたように、今を生きる私たちにも聖霊を求めるように迫っておられます。聖霊を受けること(聖霊のバプテスマ)は、イエスがクリスチャン全員に約束されたものです。ですから、これを教会の一部の人達の話だと思ってはいけません。積極的に求めようではありませんか。聖霊を受ける時、あなたのこれまでの神との関係の在り方、人との関係の在り方、日常生活の在り方が、根本から変えられます。これまで味わったことのない、喜びと感謝、信仰の確信を実感するでしょう。心から聖霊を求め、聖霊の支配(聖霊が全生活に介入されること)に委ねるのです。共に、聖霊の恵みに与りましょう。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、ユリ、ヒマワリ、ランです。