2021年8月29日 主日礼拝メッセージ

「あなたのためのしるし」出エジプト記3章1~12節 金田ゆり牧師

 

ミディアンの地に移り住み、羊飼いになり40年。神様が出エジプトのご計画を実行される為に、最後に残されていた最大の備えは、80歳になったモーセの召命でした。

  • 日常に現れてくださる神に応答する 1~4節

モーセは、いつものように羊の群れを連れ、水と草を求めて神の山ホレブまで来ました。いつもの日常が過ぎようとしていた時、神様は燃える柴の中から、モーセにご自身を現わされました。神様は、ご自身を現わされるときは私たちにわかるように現われてくださいます。それは、「モーセ、モーセ」と親しく二度読んでくださったように、あなたの名を呼ばれている時なのです。あなたは、「はい、ここにおります」と神様に返事をしたことがありますか。日常の中で、神様に気づき、名前を呼ばれていることに気づき、ここにおりますと返事をすることは、あなたがご計画の中で用いられる一歩なのです。

  • 主の前に自らを聖別する 5~6節

モーセはこれまで、神様に直接御声を掛けられたことがありませんでした。目の前に神様がおられることに気づかず、御顔を横切って柴を見に来たモーセを、神様は呼び止められました。そして、神様はここで、モーセを神の御用の為に聖別したのです。私たちは、家庭、学校、職場、そしてこの社会に、神の御用の為に遣わされています。私たちは日々、アブラハム、イサク、ヤコブの神の前に聖別される時を持ちたいものです。どんなに忙しい朝も一言、主の前に出て祈り、自らを聖別されて遣わされたい。どこに行くにも、神様に召されたものとして歩ませていただきたいのです。主の御用を全うするために、重要なことです。

  • あなたのためのしるし 7~12節

神様はイスラエルの苦しみを見、叫びを聞かれました。ついに、アブラハムに約束されたカナンの地に、イスラエルを導くと言われました。その為にモーセを召し出されたのですが、モーセにとってはこの召しは重くのしかかるトラウマのようなものでした。40年前の失敗が思い出されていたことでしょう。しかし、モーセが「はい」と言わなければ計画は進みません。神様は、モーセの心をご存じでした。「わたしが、あなたとともにいる。これが、あなたのためのしるしである」と、最高の最大のお約束を下さったのでした。私たちが神様の召しを全うできるかどうかは、神様が共におられるかどうかが全てです。わたしはあなたとともにいる。このお約束こそ神様のしるしと信じ、神様の御用に用いてくださいと言えたなら、あなたに用意されている神様のご計画が動き出すのです。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、リンドウ、ユリ、グラジオラスです。