2021年11月28日 第一アドベント主日礼拝メッセージ

「ことばは人となって」ヨハネの福音書1章1~18節 金田ゆり牧師

 

アドベントに入りました。本日のテキストは、ヨハネの福音書の序文。クリスマスにお生まれになったイエス・キリスト、このお方はどのようなお方なのか。何のためにこの地上に来られたのか。どのようにして来られたのか…、十二使徒の一人ヨハネが紹介しているのです。

  • イエスはどのような存在か 1~5節

「初めに」という言葉は「永遠の初めに」という意味です。天地万物が存在する前から、ことばなるお方が存在していた。イエスは、神のお考えや感情、計り知れぬ知恵を体現された、ことばなるお方であるとヨハネは証言しました。そして、このことばなるお方イエスは、神ご自身で在られると言うのです。天地万物はこのことばなるイエスによって造られました。永遠、無限、絶大な力を持つ神のことば、イエスによって万物は造られ、あなたは造られたのです。そして、イエスこそ、すべての命を支配されているお方であり、永遠の命までもあなたに与えることのできる神で在られるのです。

  • イエスは何のために来られたのか 9~13節

人の心の内まで照らす、まことの光であるイエス。罪深い世は、彼を受け入れませんでした。しかし、イエスの名を信じる者には、神の子どもとなる特権を与えてくださいました。この特権を私たちに与えるために、イエスは来てくださったのです。血筋や立場、人の努力とは関係なく、ただイエスを信じる者に神の子どもとなる特権は与えられるのです。あなたは、わたしの子どもだよ。わたしの子どもとしての特権はあなたのものだよ、と御声をかけてくださるのです。

  • イエスはどのようにして地上に来られたのか 14~18節

天地を創造された、ことばなるイエスは、人となられて私たちが住む地上に来てくださいました。罪以外は、私たちと同じ人間になられたのです。ヨハネは、三年半イエスと生活を共にする中で、イエスは完全に栄光の神ご自身で在られ、完全に人であるという、私たちの理解を越えた唯一のお方であると証言しているのです。人としてお生まれになったイエスだけが、神というお方がどんなお方か、完全に体現されたお方です。神の在り方を捨てて、ことばは人となって、神がどれほどあなたを愛し、恵みを与えようとしておられるか、その生涯で現わしてくださったのです。あなたが、神の子どもの特権を受け、永遠に至るまでの神の満ち満ちた愛、恵みで満たされますように。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、ストック、ユリ、トルコキキョウです。

アドベントクランツにも火が灯りました。