2022年1月2日 新年礼拝メッセージ

「キリストの愛があなたに平和をもたらす」コロサイ人への手紙 3章12~17節 金田洋介牧師

 

神に選ばれた者、聖なる者、愛されている者への勧め  12~14節

イエスを信じた者は、神に選ばれた者、聖なる者、愛されている者。だからこそ、「深い慈愛の心、親切、謙遜、柔和、寛容を着なさい」とパウロは勧めます。これらはみなイエスのご性質です。クリスチャンはイエスのご性質に与ることができるのです。さらにパウロは、互いに忍耐し合い、赦し合うよう勧めます。これらのことは愛の力によってのみ実現します。見返りを求めるのではなく、与える愛で、これらのことを実践するように勧めているのです。

私たちは既に、教会における神の家族(兄弟姉)の交わりを通して、これらのことを実際に体験しています。礼拝や祈り会で聞いた御言葉を互いに実行し合い、共に喜び、悲しみ、祈り合う姿は本当に尊く、神の為、他者の為に労苦や犠牲を惜しまず仕え合う姿は麗しいです。これはイエスの愛の性質が、教会の土台にあるからなのです。しかし、それが教会の中でだけで終わってはいけません。むしろ、私たちの実生活の場でイエスのご性質と麗しい愛の姿が現れることを、イエは願っておられるのです。神に選ばれた者、聖なる者、愛されている者として、それぞれの家庭、社会に出て行きましょう。

神様からのチャレンジ~キリストの愛があなた平和をもたらす~ 15節

a.神との平和を得なさい…神ご自身との関係においての平和は、何より重要です。私たちはイエスの十字架の死と復活によって、敵対関係にあった神と和解し、平和が回復されたのです。ですから、イエスの愛の犠牲によってもたらされた神との平和を常に保ち続けましょう。神の御前に常にへりくだり、神の御言葉と御心に耳を傾け、応答することを心がけましょう。

b、他者との平和を保ちなさい…「何事も利己的な思いや虚栄からするのではなく、へりくだって、互いに人を自分よりすぐれた者と思いなさい。」(ピリピ2章3節)イエスは互いに愛し合うこと、仕え合うこと、赦し合うことを教えられました。鍵は謙遜になることです。

c、他者と他者との平和をとりなしなさい…「平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるからです。」(マタイ5章9節) 神は人と人との関係において、あなたが平和をつくり出すことを願っておられます。人と人との平和をとりなし、祈るのです。

他者との平和、他者と他者との平和のために、イエスはどのようにされるだろうと思い巡らし、行動に起こしましょう。そして、神とあなたの間に。あなたと他者との間に。そして、他者と他者との間に、平和をもたらす者とならせていただきましょう。この平和は、イエスと一つにされることによって、そしてイエスの愛によってはじめて実現するのです。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、松、千両、ユリ、葉牡丹、オンシジュームです。