2021年12月26日 年末感謝礼拝メッセージ

「全てのことに関わられる神の御前に」伝道者の書 3 章 1~11節 金田洋介牧師

2021年も様々なことがありましたが、欠かすことなく神様を礼拝できたことを感謝しています。今年を振り返りながら、神様の恵みを思い起こして参りましょう。

聖書が語るメッセージで「主の時」という言葉を聞きます。主の時とは、神が全てのことをご計画され、神のタイミングで御心を行われることを意味しています。ただし、それは一方的になされるのではなく、私たちの状況や状態に最善の配慮をもってなしてくださいます。伝道者の書の著者は、この世の全ての理を見る時に「神がなされることはすべて時にかなっていて美しい」と告白しています。人間の限界を知り、それを謙虚に認め、人知を遥かに超える存在である神を信じた時、人間は神のなされる全てのことを理解することはできないが、神がなされることはみな時にかなっいて、素晴らしいと悟ったのです。

私たちも、「神のなされることはすべて時にかなって美しい」と告白したいと願いますが、現実は自分の思い通りにいかないことに不満を抱き、呟いてしまうことが少なくありません。そんな私たちに聖書は、信じるべき三つのことを語っています。

①神様のご計画は平安と希望を与える計画である、ということです。今年もコロナに翻弄された一年であったように思えます。しかし、覚えておきたいことは、神はあなたを祝福したいと願ってこの一年を導かれたということです。そして祝福とは、全てが平穏、無事ということだけで捉えるのではなく、むしろ「災いだ、最悪だ」と思えるよう中にあっても、「神の守りと助け、最善の導きを実感することができた」ということが、私たちにとっての本当の祝福なのです。

②神の御手の中で守られているということです。神を信じていても、悩み苦しみを避けることはできません。しかし神は、神を信じ従う者と共におられ、ことごとく守って下さるのです。『正しい人には苦しみが多い。しかし【主】はそのすべてから救い出してくださる。主は彼の骨をことごとく守りその一つさえ折られることはない。』詩篇34:19-20

③神が全責任を負って下さるということです。創造主であられる神は、私たちを罪と死と滅びから救うために、罪のないご自身の御子イエスを、裁いて下さった程のお方。それほどまでに私たちを愛して下さったお方です。これ程のお方が、全責任を負って下さるのです。私たちは、自分の計画、方法、タイミングが最善であると思いがちです。しかし、神のご計画、方法、タイミングこそが全ての時にかなって美しいのです!この一年もあなたの全てのことに関わり導いて下さった神の御前に跪き、心からの感謝をささげようではありませんか。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、グロリオーサ、スカシユリ、バラ、カスミ草です。