2023年5月14日 主日礼拝メッセージ

「愛を持って生きて行こう」 コリント人への手紙 第一 13:4-8a,16:14    金田洋介牧師

16章は第一の手紙の締めくくりです。パウロの勧め「一切のことを、愛を持って行いなさい」に注目し、「一切のこと」と「愛を持って行う」を学びます。

あらゆる活動という一切

まず「一切のこと(全てのこと)」とは、私たちのあらゆる活動を指しています。真愛教会では様々な活動を通して愛を表しています。しかし、ここで語られている「一切のこと」とは、教会における活動だけに限ったものではなく、教会外の「日常生活の全ての領域」をも指しています。しかも、私たちの全ての状態、状況、つまり心の中や現実の状態と状況も含まれているのです。ですから、職場や学校、家庭や地域の中で起こる様々なことで、ストレスを感じたり、頭を悩ませたりするような中にあっても、愛をもって生きて行くのです。

あらゆる人間関係の一切

次に「一切のこと(全てのこと)」とは、私たちのあらゆる人間関係を指しているということです。教会の中の関係(牧師、兄弟姉妹)はもとより、ノンクリスチャンとの人間関係など、あらゆる人間関係が含まれているのです。そして、前述したように、私たちがどのような状態、状況に置かれていても、その人間関係において愛を持って生きて行くのです。イエス様は「神様は正しい者、正しくない者関係なく、すべての者に雨を降らし、太陽を照らして下さる。(マタイ5章 44~47節)」と言われました。私たちも、全ての人間関係において、その状況、状態に左右されず、態度を変えず、祝福と平和を祈る者でありたいのです。

愛を持って行うとは

「愛をもって行いなさい」とありますが、聖書が語る「愛」は単純なものでありません。 様々な形で現れるものです。愛は「寛容、親切、妬まず、自慢せず、高慢になりません。礼儀に反せず、自分の利益を求めず…」と実に豊かです。是非、その豊かさを知り、聖書が語る「愛」を持ってあらゆる活動の中に、あらゆる人間関係の中に生きて行きたいのです。
しかし、今私たちが置かれている世界はどうでしょうか。全く真逆の世界ではないでしょうか。今でこそ、コロナが落ち着いてきましたが、コロナ禍に在った三年間を振り返ってみるならば、人間の本性が露わにされてた 3 年間だったように感じます。また、社会はもとより、一つ一つの家庭の中にさえ、愛の危機が及んでいます。このような状況、このような世界に、真の愛を輝かせることができるのは、神様の愛を知り、神様の愛に満たされたあなただけです。13:8 愛は決して絶えることがありません。とあります。永遠に無くならない、 絶えることがない神様の愛が無限に供給され続けるのです。あらゆる活動、あらゆる関係に おいて、神様の愛を現わしてまいりましょう。その第一歩は、家庭からです。この一週間、 御言葉に応答して、愛を持って生きて行こうではありませんか。

今日のお花は、アオキ、ユリ、バラ、トルコキキョウ、カスミソウです。