2023年5月28日 主日礼拝メッセージ

「父なる神の約束」 使徒の働き2:1~4、ヨハネの福音書 7:37~39     金田洋介牧師

父なる神の約束

復活されたイエス様は、40 日に渡って神の国について語られました(使徒 1:3)。そして 週報最後に、弟子たちに「父の約束を待ちなさい」(使徒 1:4)と告げ、ご昇天されました。父の約束とは、予てからイエス様が語っておられた聖霊様が降られるという約束でした。弟子たちはイエス様の言葉に従い、父なる神の約束である聖霊を求め、心を合わせて祈っていました。祈り初めてから10日後、時は五旬節です。突然激しい風が吹いたような音が天から起こり、彼らが集まっていた家一杯に響き渡りました。すると、炎のような舌が分かれて現れ、一人一人の上にとどまった瞬間、一同は聖霊に満たされ御霊が語らせるままに色々の他 国の言葉で語りだしたのです。父なる神の約束が成就した瞬間です。

聖霊様は助け主、また真理の御霊

イエス様は弟子たちに、聖霊は助け主(ヨハネ 14:16)であり、真理の御霊(同 15:26)であると教えました。聖霊は私たちの信仰を守り、励まし、助けて下さるお方です。そして聖霊の力が働く時、私たちは神様の御言葉に目が開かれ、御言葉を悟り、神様の御心を知ることができるのです。このような素晴らしい助けと解き明かしを聖霊は与えて下さるのです。また、日常生活の様々な場面においも、神様の確かな臨在(はっきりと実感できるほどに神様 が共におられること)と、導きと助けを確信することができるのです。これはイエス様を信じ受け入れる全ての人に与えられる恵みです。

聖霊のバプテスマを求めよう

イエス様は「聖霊を受けよ」と言われていました(ヨハネ 20:22)。弟子たちは、約束の聖霊が降られるまで、ひたすら祈り求め続けました。この祈りの原動力は「渇き」。この渇きを分かりやすく言うなら、「共におられる神様を実感したいという渇き」、「信仰生活における渇き」、「神様の御言葉と御心に生きたいという渇き」、つまり肉体的な渇きではなく、霊的な渇きです。「神様の御言葉と御心を知りたい、神様を実感したい、揺るがない救いの喜び、揺るがない信仰や確信が欲しい。罪に勝利した毎日を過ごしたい」そのような渇きを覚えたことはありませんか?イエス様は、「渇いている者は、わたしの元に来て飲みなさい」 (ヨハネ 7:37)と言われました。「飲む」とは「信じ受け入れる」こと。聖霊様の支配(介入)を受け入れることです。あなたの、その言い表せぬ深い呻き、渇きを満たせるのは聖霊 だけなのです。ただ素直に、そして積極的に「聖霊様、私の心の間なんかにあなたをお迎えします」と祈り求めましょう。状況やタイミングはそれぞれ違うと思いますが、これまで味わったことのない、喜びと嬉しさ、確信を実感します。ペンテコステのこの日、助け主であり、真理の御霊である聖霊の満たしに与らせていただこうではありませんか。

今日のお花は、ユリ、グラジオラス、グロリオ、アジサイです。