2023年6月25日 主日礼拝メッセージ

「悔い改めへの招きと祝福の確約」ホセア書14:1~9   金田洋介牧師

14章を開いています。預言者ホセアはこの書をどのような言葉で閉じたのでしょうか。

悔い改めへの招き

ホセアは北イスラエルの民に罪の悔い改めを迫ります。1 節「イスラエルよ、あなたの神 【主】に立ち返れ。」これまで再三、語られてきた言葉です。ホセアが何度も何度も繰り返して語ったということは、それだけ民の心が頑なであったということです。しかし、一向に聞く耳を持たない民。それでもホセアは、神様から与えられた使命を放棄せず、諦めないで 最後の最後まで、真実な悔い改めをイスラエルに迫ります(2 節~)。
私たちもホセアに倣い、家族や親族、知人や友人が「罪を知り、自分の罪を認め、神様の前に罪の悔い改めるよう」祈り続けるのです。真理の御霊であられる聖霊様が助けて下さることを信じ(ヨハネ 16 章 7~8 節)、また、自分自身の罪に対しても鈍感に、頑なにならぬよう(ヘブル 3 章7~8 節)、日々、聖霊様の助けを求めて祈りましょう。

祝福の確約

4~7節に、イスラエルの悔い改めに対する神様の赦しと癒し、神様からの祝福と、神様との交わりの約束が語られています。彼らが悔い改める時、彼らの罪は赦され、神様の怒りはイスラエルから離れ去り、彼らの背信は癒されるというのです。そして、その瞬間から、 神様の祝福が豊かに注がれます。5 節で、神様はご自身を「イスラエルにとって露のようになる」と言われました。乾季のある北イスラエルの地方にとって、露は植物の命を保つため に欠かすことができないように、神様はイスラエルの命の源となるというのです。
同様に、私たち一人一人も、聖霊によってゆりの花のように美しく輝くキリスト者になり、レバノン杉のように力強く根付き(神様への信仰が揺るがないものとなり)、オリーブ の若枝のように生き生きと信仰が成長し、芳しいキリストの香りを放つ者とされるのです。

あなたに対する招き~主の道 or 我が道~

14:9 知恵ある者はだれか。その人はこれらのことを悟れ。悟りのある者はだれか。その人はそれらのことをよく知れ。【主】の道は平らだ。正しい者はこれを歩み、背く者はこれにつまずく。「これらのこと」とはホセア書全体を指します。預言者ホセアは、彼が書き記した全ての言葉を、北イスラエルの民が、読者が聴く耳をもって聴き、信じて受け止め「悟ってほしい」と訴えています。彼が悟ってほしいこととは、【主】の道は平らだ。というこ と。「平ら」とは「正しい」、「真っ直ぐ」「歪んでいない」という意味です。あなたに「神様の正しさを認めてほしい。悟ってほしい。そして、正しい神様の御言葉に従って、神様の示される正しい道を歩むことを決断してほしい、選び取ってほしい、それが正しい者の歩む姿だ」と言っているのです。一方、背く者の結末は「躓き」です。どうか、【主】の道は平らである、正しいと認め、主の御言葉に従って生きると決断しようではありませんか。

今日のお花は、モンステラ、ひまわり、スターチス、スカシユリです。