2023年8月13日 主日礼拝メッセージ

「主があなたを取り、主があなたに言われる。」  アモス書 7:1-17 金田洋介師

本日は7章です。7章から9章には、神様から示された5つの幻が記されています。7章には5つの幻の内の3つが記されています。順番に見ていきましょう。

一つ目の幻(1~3 節)は「いなご」の幻。いなごの発生により、穀物が全て喰い尽くされてしまうというのです。するとアモスは、民の為に必死に取りなします(※取りなす=間に入って、その場をうまくまとめたり、その関係を良好なものにしたりする意)。アモスが 神様に赦しを願い求めたことによって神様は思い直され、いなごによる災害を起こさないと約束してくださいました。アモスの姿はモーセのとりなしを思い起こさせます。

二つ目の幻(4~6 節)は「責める火」の幻。つまり、神様の裁きの火が割り当て地、神様がイスラエルの為に分配して下さった地を全て焼き尽くすという幻でした。それは水が溜まった大きな淵をも涸らすほどの火であるというのである。そこでアモスは再び神様に憐れみと赦しを求めます。すると、再び神様は思い直され、災いを思い止められました。二度に渡って、神様はアモスの訴えを聞いて下さったのです。

三つ目の幻(7~9 節)は「下げ振り」の幻です。「下げ振り」とは、城壁が垂直に建っているか、歪んでいないかを調べるための道具です。つまり、神様は下げ振りによってイスラエルの信仰を測られ、彼らの歪んだ信仰と歩みを見抜かれたというのです。神様はアモスに、ご自身の裁きを以前のように「思い直すことはない」という意味を込めて、「二度と彼らを見過ごさない」と言われました。

アモスとアマツヤの衝突(10-17)

場面は変わり、ベテルの祭司アマツヤがアモスを口撃します。アモスに向かって北イスラ エルでの預言を止め、故郷に帰るよう命じます。しかしアモスは、「神様は、一介の牧者、 農夫にすぎない私を取った(選び立てた)のだ。神様が命令に従わないでいられるだろうか神様が言われたことを伝えないでいられるだろうか。」と反論し、アマツヤとその一家に臨む神様の裁きを告げました。
これらのことを踏まえて伝えたいことは、私たちは現代のアモスだということです。それは、単に御言葉を伝えるということに留まらず、御言葉に生きるということ。つまり、神様の御言葉に従う姿を世に(私たちの周囲に)現わすことです。神様の御言葉と御心に逆行している世界(周囲に)に流されずに、神様のみ御言葉と御心に従って生きて行くのです。そして、神様と人との間に立って、取りなし祈るのです。家族、親族のために、友人、知人のために、地域や職場(学校)の関係者たちのために、心示された人々のために(見かけた人、気になった人)、神様の平和と平安、救いと祝福が訪れるように祈るのです。
アモスの様に生きるためには、聖霊様によって神様、イエス様の知ることが鍵です。どうか、神様、イエス様を知ることによってもたらされる恵みと平安(IIペテロ 1:2)を原動力にして、この時代にあってアモスの様に生きようではありませんか。

今日のお花は、モンステラ、ユリ、トルコキキョウ、アスターです。