2024年1月21日 主日礼拝メッセージ

「主に招かれたあなたへの勧め」エペソ人への手紙 4:1-6   金田洋介牧師

主の招かれたあなたがたへ

4:1 さて、主にある囚人の私はあなたがたに勧めます。あなたがたは、召されたその召しにふさわしく歩みなさい。
パウロが語っている「召された」という言葉の意味とは、イエス様の救いの中に召された(招き入れられた)ということが一般的な捉え方ですが、もっと広い意味で理解してよいと私は考えます。直接的には、イエス様を信じるクリスチャンとなったことを指していますが、神様の言葉を聞くことができる環境に置いて下さったこと、神様を礼拝する場にいること、神様の存在を知ることができたことと言ってもよいでしょう。ですから、今ともに同じ時間を共有している皆さんは主に召された方々であるということです。そして、神様はこのエペソの手紙を通して「このような生き方をしてほしい」と願っておられることを伝えるために、あなたを招かれたのです。
あなたがたは、召されたその召しにふさわしく歩みなさい。とありますように、主に招かれた皆さんへの勧めの御言葉を受け取り、積極的に御言葉に応答してほしい、そう願っています。

主に招かれたあなたがたへの勧め

4:2 謙遜と柔和の限りを尽くし、寛容を示し、愛をもって互いに耐え忍び、4:3 平和の絆で結ばれて、御霊による一致を熱心に保ちなさい。
ここで語られている勧めの言葉をどう捉えるか(解釈するか)が大切なんですが、まず、謙遜、柔和、寛容、耐え忍ぶ愛、平和の絆、御霊による一致、これらを熱心に求めなさい。という勧めとして捉えることが言えるでしょう。言葉をそのまま受け取って、その実現に努めるということです。さらに深く読み取ると、謙遜、柔和、寛容、愛、平和と聞いて、思い浮かぶ人物がいます。謙遜と柔和の限りを尽くし、寛容で、愛を与え尽くし、愛を全うするために激しい痛みと苦しみを耐え忍ばれ、神様と私たちの間に平和と和解をもたらして下さった、イエス様です。このイエス様にこそ望みがあるのです。私たちはイエス様に似た者とされると聖書は約束しています。一向に変わらない自分にガッカリしたり、できない自分を責めたり、諦めたりするのではなく、イエス様と一つされるように求めるのです。「御霊による一致を熱心に保ちなさい」とは、人と人との間の一致を指していると理解することができますが(むしろそのような解釈が一般的です)、今回はそのような解釈と共に、「イエス様の霊である御霊と私たち一人一人が一つとなるように(一致できるように)熱心に求め続ける」と解釈し、受け取らせていただきたいのです。謙遜、柔和、寛容、愛、平和、これらはみな、御霊が結ぶ実です。聖霊様の力によって結ばれる実です。私たちの力や努力で結ばれるものではありません。御霊の実を結ぶためには、御霊(聖霊様)と一つとなること、明け渡しが必要です。明け渡しとは、御霊様があなたの中心になること、あなたの王となることです。御霊による一致を熱心に求め続けましょう。

 

今日のお花は、ブプレニュウム、キンギョソウ、ダリア(ピーチマカロン)、トルコキキョウです。