2018年3月4日 主日礼拝メッセージ

「ルツの生涯~ 呪われた民から救い主の系図へ~」 ルツ記4章13節~17 節 金田洋介牧師

Ⅰ.ルツの婚活 ~ナオミに従うルツ~(3章)
ナオミはイスラエルの神を信頼し、また自らを慕ってついて来たモアブ出身の嫁ルツの幸せを願い、ボアズとの結婚を勧めます。彼女がそう考えたのは、ボアズが夫エリメレクの土地を「買い戻す権利」を持つ、有力な親戚の一人だったからでした。「買い戻す」とは、神がイスラエルの民それぞれに割り当てられた土地が持ち主の手から離れ、さらに持ち主が買い戻せない場合、持ち主に一番近い親戚が代わりに犠牲を払って(贖って)買い戻さなければならないという神の命令です(レビ記25章23節~25節)。ルツはナオミの指示に忠実に従い、ボアズに「買い戻しの権利」があることを伝え、ルツ自身も含め、全てを神の判断に委ねました。

Ⅱ.ボアズの買い戻し(贖い)
ボアズは自分よりもエリメレクに近い親戚に「買い戻し」の責任を果たすかどうかを確かめます。その親戚は買い戻す意思を見せますが、モアブの女ルツを妻として迎え、彼女の夫マロンの名とその土地を残すまでの責任を負うことはできませんでした。一方ボアズは、大きな犠牲が伴いつつも親戚としての義務を果たすことと、ルツを妻として迎えることを宣言したのです。ルツはイスラエルの民として生き、割り当て地をその子孫に継承できる身分をいただいたのです。

Ⅲ.呪われた民から救い主の系図へ
ルツの先祖モアブの民はイスラエルを呪う事により、神の民の集会や関わりから断絶されました(申命記23章3節~4節、民数記22章~24章、創世記12章3節 )しかし神は、ボアズを通してモアブ人ルツを贖い、彼女は呪われた民から神の民とされ、さらには救い主の系図に加えられます(マタイ1章)。そして、彼らの子孫からダビデが生まれ、救い主イエスが誕生するのです。

神はルツの生涯を通してどのような人でも救われる望み、神の民となる恵みが与えられることを教えています。神は、今を生きるあなたのために、神の御子イエスの命を犠牲としてあなたを贖い、罪と滅びから救い、神の国の民としてくださいます。『主イエスを信じなさい、そうすればあなたもあなたの家族も救われます。』

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。今週のお花は、コデマリ、スターチス、オリエンタルゆり、カーネーションです。

礼拝の後、ほぼ毎週愛さん会(美味しく楽しいランチタイム)があります。
今週のメニューは、丸天うどん、ごはん、ふりかけです。料金は大人250円、中学生150円、小学生100円です。初めての方は無料です。(^_-)-☆