「ルツの生涯~ 御翼の下に身を寄せて~」 ルツ記2章1~13節 金田洋介牧師
1.愛を動機として生きたルツ
ルツは姑ナオミと共にナオミの故郷へとやってきましたが、二人の現実はとても厳しいものでした。ルツは糧を得るために、畑に落穂拾いに出かけます。一人分を拾うだけでも大変な上、彼女はモアブから来た身ですから不安もあったでしょう。しかし彼女は、愛する姑ナオミの為に立ち上がったのです。この愛を動機とした彼女の行動に神は報いられ、ナオミの夫エリメレクの親戚であるボアズの畑へとルツを導かれます。神の深いご計画の始まりでした。
2.今できることに忠実に生きたルツ
辛く地道な労働にもかかわらず、ルツは朝から少しも休まず懸命に仕事に励みました。すると、畑の主人ボアズの目に留まります。ボアズはルツが置かれている状況を知りました。また、彼女の忠実な姿勢に心を打たれ、彼はルツに親切を尽くしたのです。誰が見ていなくても、忠実に生き、誠実に歩み、精一杯の努力を尽くす行いを神は見ておられるのです。
3.周囲に対して謙遜と感謝を持って生きたルツ
ルツはボアズの親切に対して心からの感謝を表しました。彼女は自分の身をわきまえつつ、受けた親切と与えられた行為に対する感謝の思いでいっぱいだったのです。ボアズは神の御翼のもとに身を寄せたルツの祝福を祈りました。神は高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みを用意しておられる方です。
4.神を信じ信頼して行きたルツ
神は愛を動機とし、忠実に、謙遜と感謝に生きたルツを祝福されました。しかし彼女の祝福は、ナオミが信じた唯一真の神を「私の神」と告白し、信頼する決断をした瞬間から始まっていたのです。
神の御翼のもとに身を寄せた(神を信頼して全てを任せた)ルツのように、あなたもあなたの人生の全てを唯一の神にお任せしませんか?神はあなたを愛を動機に生きる者、どんなことにも忠実に、謙遜と感謝の心で生きる者にしてくださるばかりか、あなたの思いを超える恵みと祝福に与らせてくださるのです。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、桃、ゆり、ストックです。