2018年5月13日 主日礼拝メッセージ

「朽ちない資産を受け継ぐ 」 ペテロの第1の手紙1章1節~9節  金田ゆり牧師

ペテロの手紙は、ローマのクリスチャン迫害が始まったころに書かれた、慰めと励ましの手紙です。実は1章には、信仰の継承のための大原則が書かれています。私たちが、自らの信仰のバトンを次の走者に渡し、次なる走者が走っていくところを見届けるために、必要なこととは何でしょうか?

Ⅰ.朽ちない資産を確認する 3節~4節

ペテロはここで、私たちが受け継いだものは何か、確認させています。イエスは私たちに、朽ちない資産を与えてくださいました。「…わたしを信じる者は、いつまでも死なない」(ヨハネによる福音書11章26節)。人の理解を超えるめぐみです。それだけではありません。「天にたくわえてある…資産とあります。神第一の人生を送るとき、イエスは私たちのために、朽ちない資産をたくわえてくださるのです。朽ちない命、朽ちない住まい、朽ちない資産が用意されているのです。

Ⅱ.精錬された金よりはるかに尊い信仰 6節~7節

ペテロはここで、試練の連続であった人々の信仰を誇らしく賞賛しています。金が精錬されていくように、試練のたびに本物の信仰になっていったのだと。信仰の試練は、私たちの信仰が試され、本物の信仰になるためにあるのです。しかも、試練によって試され練られた信仰は、精錬されても朽ち果てる金より、遥かに尊いとペテロは言います。試練の中で保ち続ける信仰を、主に在ってもっと誇ってよいのです。皆さんの信仰は、主の前になんと尊いことでしょう。

Ⅲ.輝きに満ちた喜び 8節~9節

信仰の試練を経て、本物の信仰を持ったクリスチャンたちは、輝きに満ちた喜びを得ます。「 たましいの救い」という言葉は、朽ちない資産を受け継ぐ、という意味でもありますが、もう一つ。信仰を貫いた先に、主が必ず報いてくださる!という確信、これがたましいの救いです。試練は無駄に終わらず、必ず報いがある。この確信は、あなたに輝きに満ちた喜びをもたらすでしょう。

朽ちない資産を受け継いだ事を確認し、与えられている信仰を誇りとし、輝きに満ちた喜びにあふれること。これこそが、信仰継承の大原則なのです。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。今週のお花は、グラジオラス、スカシユリ、スターチス、グロリオーサです!

礼拝の後、ほぼ毎週愛さん会(美味しく、楽しいランチタイム)があります。今週のメニューは母の日特別メニューで、ハヤシライスとグリーンサラダは青年会の皆さんが、ロールケーキとクラッカーのデザートは壮年会の皆さんが作って下さいました。