2018年5月6日 主日礼拝メッセージ

「失意からの回復」 列王紀上19章1節~18節 金田洋介牧師

エリヤを通して神の御力を目の当たりにしたアハブ王とイスラエルの民。待望していた雨も降り、渇いていた大地が潤いを回復していくように、彼らの信仰も回復していくだろうとエリヤも確信していたことでしょう。ところが、事態は好転するどころか、エリヤはイゼベルの怒りを買い、逃亡を余儀なくされます。
北イスラエルを脱出して荒野へとやってきたエリヤは、自分の死を求めて神に祈ります(4節)。こ の時のエリヤに、預言者としての働きはおろか生きる気力すら残っていませんでした。疲れ果て、生きる気力も目的も失ったエリヤは、起き上がることもできず、眠っていました。すると、エリヤのもとに御使いがやってきてパンと水を与えます。愛なる神は、初めはカラス、次にやもめ、今度は御使いを遣わし、エリヤを養って下さったのです。エリヤは与えられたパンを食べ、水を飲み、眠りました。体力が戻ったエリヤは、四十日四十夜をかけて神の山ホレブ(シナイ山)に辿り着きました。彼が洞穴で夜を過ごすと「あなたはここで何をしているのか」との御声がありました(9節)。エリヤはありのままを正直に答えます(10節)。すると「主の御前に立ちなさい」との御声を聞き、エリヤは畏れおののきつつ洞穴から出ました。すると再び、「あなたはここで何をしているのか」と問われ、エリヤも同じように答えました(14節)。すると神は、エリヤがするべき行動を命じ(15節~17節)、大勢の同志がいることを明らかにされました(18節)。エリヤは使命と励ましを受けて立ち上がったのです。
エリヤが失意から回復した過程から4つのことを覚えましょう。
①神は私たちの状況、状態に応じた必要(人、物、手段)を必ず備えて下さいます。
②神は私たちがどのような状態にあっても変わらないお方です。エリヤが力強い時も、弱っている時もエリヤに対する神の愛は変わりませんでした。同様に、神は私たちに対しても変わらず、愛と真実を持って関わり、寄り添ってくださるお方です。
③神は私たちのどんな叫びをも聞いてくださるお方です。自己憐憫に陥っていたエリヤの叫びでさえも聞き、最善に応答されたお方が、私たちの叫びを聞いてくださるのです。
④最後に、この愛の神のみ前に出ること。すなわち、神の御声に耳を傾けるのです。神は言われます。「主の前に、立ちなさい」と。神は必ずあなたに語って下さいます。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。今週のお花は、グラジオラス、スターチス、アルストロメリア、テッポウユリです!

礼拝の後、ほぼ毎週愛さん会(美味しく、楽しいランチタイム)があります。
今週のメニューは、親子丼です。またこの日は最近結婚された姉妹とご主人のお祝い会があり、デザート3種盛(ピーチパイ、ミルク寒天、バナナプディング)も添えられました。
料金は大人250円、中学生200円、小学生150円、小学生未満は無料です。