金沢キリスト福音教会

2021/7/11, スミルナ、忠実な信仰

「スミルナ、忠実な信仰」(ヨハネの黙示録2:8-11)
 また、スミルナにある教会の御使いに書き送れ。初めであり、終わりである方、死んで、また生きた方が言われる。
「わたしは、あなたの苦しみと貧しさとを知っている。──しかしあなたは実際は富んでいる─・・あなたがたは十日の間苦しみを受ける。死に至るまで忠実でありなさい。そうすれば、わたしはあなたにいのちの冠を与えよう。・・ 耳のある者は御霊が諸教会に言われることを聞きなさい。勝利を得る者は、決して第二の死によってそこなわれることはない。」
スミルナは没薬と呼ばれる高級な香料です。細かく砕かれる程、芳香が増すので苦難に耐えて熟達する賞賛の意味を現わします。イスラエルがローマによって破れ、国を失って放浪の民族となりました。
教会はローマ帝国の中で増え広がりましたが、年に一度、皇帝を神として礼拝を捧げる義務に反抗して皇帝を礼拝せず、犠牲を捧げなかったので、歴代の皇帝たちは信者達を投獄、火あぶり、野獣と戦わせて拷問で苦しめました。しかし、信者たちは地下に教会を造り、妥協しませんでした。主なる神様はこのように信仰に忠実な人々を喜び、祝福されました。この苦難を十日の間と言われたのは限られた時間であって必ず、終わりがあるので耐え続けるように励まして下さるのです。肉体の死は永遠の終わりでは有りません。むしろ、
永遠の祝福を受ける門口です。