金沢キリスト福音教会

2021/10/31 大きなしるしの書

 大きなしるしの書 (ヨハネの黙示録12:1-5)
「 また、巨大なしるしが天に現れた。ひとりの女が太陽を着て、月を足の下に踏み、頭には十二の星の冠をかぶっていた。 この女は、みごもっていたが、産みの苦しみと痛みのために、叫び声をあげた。
また、別のしるしが天に現れた。見よ。大きな赤い竜である。七つの頭と十本の角とを持ち、その頭には七つの冠をかぶっていた。
その尾は、天の星の三分の一を引き寄せると、それらを地上に投げた。また、竜は子を産もうとしている女の前に立っていた。彼女が子を産んだとき、その子を食い尽くすためであった。 女は男の子を産んだ。この子は、鉄の杖をもって、すべての国々の民を牧するはずである。その子は神のみもと、その御座に引き上げられた。」
 上記の「大きなしるし」についてはマタイの福音書2章のキリストの誕生についての記事を思い起こすことが出来ます。ヘロデ王が
博士たちの見た預言による星を見てユダヤ人の王の誕生を知った時、
預言によってベツレヘムで生まれることを知り、ヘロデ王は生まれる前に殺害しようとしましたが失敗し、幼子がエジプトへ逃れた後に幼児殺害を命令しましたが失敗しました。赤い竜とヘロデの関係、子を宿した女はマリアと言うよりイスラエル民族を指している預言的象徴であることが分かります。
 キリストは天に挙げられましたがサタンは地に投げ落とされて、現在も空中の権威を持つ者(サタン,エペソ書2:2)として主キリストに対して戦いを挑んでいるのです。
「すると竜は女に対して激しく怒り、女の子孫の残りの者、すなわち、神の戒めを守り、イエスの証しを堅く保っている者たちと戦おうとして出て行った。そして、竜は海辺の砂の上に立った。」(ヨハネの黙示録12:17,18)