人生を変える出会い

 2024年4月号

3月は卒業とお別れの時でした。そして、4月は入学と出会いの時です。出会いは人の人生を変えます。良い出会いは人を幸福にし、悪い出会いは人生をだめにしてしまいます。

私の友人は、中学1年の時に両親が離婚し、母親は彼を育てるために夜遅くまで働くようになりました。彼はその寂しさから、悪い仲間に入り、夜遅くまで遊び歩くようになりました。学校も休みがちとなり荒れた生活を過ごしていました。そんな時、3年生の担任の先生が彼の事を心配し、気にかけてくれるようになりました。その先生は英語の教師で、彼はその先生を通して英語が好きになり、その先生の授業は熱心に聞くようになりました。その結果、英語の成績だけは学年で上位の成績をとるようになりました。その後、彼は高校に進み、上智大学に入学するまでになりました。彼は過去を振り返って、あの時、あの先生に出会わなかったら、自分は悪い仲間に入り、荒れた生活を続けていただろうと話しています。

人との出会いが人生を変えるように、神様との出会いはどれほど私たちの人生を変える出会いとなるでしょうか。聖書には、神様と出会い変えられた人生の話がたくさん登場します。ペテロという人は、キリスト教の有名な指導者になった人ですが、元々は、ガリラヤ湖の漁師でした。イエス・キリストが彼に近づき、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしてあげよう。」と声を掛けました。ペテロはイエス・キリストに従い、弟子となり、後に教会の指導者となったのです。ペテロがイエス・キリストに出会わなかったら、彼は生涯、漁師として一生を終えていたでしょう。

マタイという人は取税人の仕事をしていました。当時の取税人はローマ政府のためにユダヤ人から税金を集める仕事をしていました。それゆえ、ユダヤ人は取税人を憎み、彼らはユダヤ人から嫌われていました。イエス・キリストはその取税人マタイに、わたしについて来なさいと声をかけたのです。マタイは取税人という仕事を捨てて、イエス・キリストの弟子となりました。後に、彼はイエス・キリストの生涯であるマタイの福音書を完成させました。彼の書いたマタイの福音書は新約聖書の最初に納められ、現在でも世界中の人々に読まれています。マタイがイエス・キリストと出会わなければ、彼は生涯、取税人として働き、ユダヤ人に憎まれて生涯を終えたでしょう。マタイがイエス・キリストと出会ったがゆえに、彼の名は今でも世界中に知れる名となりました。他にも多くの人々がイエス・キリストと出会い人生が変えられました。神は今も生きて働いています。神様はあなたの人生を変える力を持っています。この事についてもっとお知りになりたい方はぜひ、教会にお越しください。教会では無料で聖書をプレゼントしております。