占いを信じますか

  

昨年に引き続いて新型コロナウイルスの感染が世界中に広まっています。いつまでこの状況が続くのか不安に思っている人も多くいることでしょう。私たちは未来のことを知ることはできません。先が見えない不安な世の中だからこそ、人は占いに頼るのかもしれません。

今から40年前、私も仕事に行き詰まり、転職を考えていました。そんな時に路地で手相占い(易者)の人を見つけ、人生で初めて占ってもらいました。事情を説明して、どのような仕事が私に合っているかを占ってもらったのです。彼は、私の手相を見て「宗教関係の仕事に着いたら成功します。」と言いました。その時、私はまだクリスチャンではなかったので、宗教関係の仕事というと「お坊さん」しか頭に浮かびませんでした。そこで私は、占いは当たらないとがっかりして、5000円を払って損をしたと思い家に帰りました。しかし、それから10年後、私は牧師になったのです。(易者に見てもらったことはすっかり忘れていましたが。)

ここで、占いを薦めているわけではありません。確かに占いも当たることもあります。しかし、それは100%と言うわけではありません。テレビに登場するような有名な占い師でも、100%占いが当たる人はいません。当たることもあれば、当たらないこともたくさんあるはずです。実際には当たったことを強調して、当たらなかったことを隠しているから、よく当たるように見せかけているだけです。そんな人のことばを信じて大切な決断をしても大丈夫でしょうか。

旧約聖書には、預言者と言う人が登場します。「預言者」とは、神のことばを預かって人々に伝える者のことで、必ずしも、未来を預言する人ではありません。しかし、この預言者のことばには大きな責任が伴い、もし預言が実現しなければ偽預言者として殺されてしまう責任の重い仕事でした。それゆえ、預言者は命を懸けて、神のことばを人々に語ったのです。その言葉が神のことばとして旧約聖書に記されています。偉大な預言者イザヤは、イエス・キリストが誕生する700年も前に、救い主イエス・キリストの誕生を預言しました。聖書は何千年と変わらない神のことばとして現在にも伝えられている偉大な書物です。あなたもこの聖書を読んでみませんか。興味のある方はぜひ、教会にお越しください。無料で聖書をお渡しいたします。