2019年4月14日 主日礼拝メッセージ

「この人を見よ~十字架の上のイエス~」ルカの福音書 23章32~47節 金田洋介牧師

今年も受難週を迎えました。受難週は私たち一人一人の罪の為に十字架へと向かわれたイエスの受難を深く覚える大切な時です。本日は特に十字架の上のイエスの姿から学んでまいりましょう。

第一に、十字架の上で祈られたイエスの姿です。イエスは十字架の上で七つの言葉を語りました。その最初の言葉は「父よ、彼らをお赦しください。彼らは、自分が何をしているのかが分かっていないのです」。(34節)これは神への祈り、しかもイエスを十字架へと追いやり、イエスの心と体を痛めつけた者たちの為のとりなしの祈りでした。さらにこの祈りは、神に、イエスに、周囲の人々に罪を犯していながら「分かっていない」私たちに対する祈りでもあるのです。

第二に、神の御心に従順であられたイエスの姿です。十字架の上のイエスに向かい「自分を救ってみろ」と罵る者たちがいました。この言葉はイエスにとって大きな誘惑でした。何故なら、神の御子イエスにはそれが容易にできたからです。しかし、十字架から降りるということは、全人類の罪の身代わりとなるという神の御心に反することになります。イエスは愛する神の御心に従い、また、愛する私たちの為に十字架の上で苦しまれたのです。

第三に、罪を赦す権威を持つイエスの姿です。イエスと共に十字架につけられた犯罪人の一人は、イエスの正しさと自分の犯した罪を認め、イエスこそ来るべき救い主であることを告白しました。イエスは彼の信仰告白を聞かれ、罪の赦しと救いを宣言されました。イエスこそが罪を赦す権威を持っておられる神の御子であり、神ご自身なのです。

十字架の上でイエスは、私たちの罪の為に苦しみ、悶えられ、神に捨てられるという絶望を味わわれました。神の御子イエスを十字架につける程に私たちが罪深いこと、このイエスの犠牲によって私たちが救われたことを心に深く覚え、心から感謝しましょう。

『神はそのひとり子を賜ったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。』

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。今週のお花は、リョウビ、ゆり、トルコキキョウ、菊です。

礼拝の後、ほぼ毎週愛さん会(美味しく、楽しいランチタイム)があります。
今週のメニューは、カレーライス、野菜の浅漬けです。料金は大人250円、中学生200円、小学生150円、小学生未満は無料です。初めての方も無料です。
また今日は、教会の裏山に生えたタケノコを、金田先生があく抜きして、信徒に配ってくださいました。感謝!