2020年5月10日 主日礼拝メッセージ

「すべてのことを愛をもって行いなさい」Ⅰコリント16 章 14節

16章は第一の手紙の締めくくりです。パウロの勧め「一切のことを愛を持って行いなさい」に注目し、「一切のこと」と「愛を持って行う」を学びます。

①あらゆる活動の一切

「一切のこと」とは、私たちのあらゆる活動が含まれているということです。教会における活動だけが、愛を行う場所ではありません。むしろ、教会を出た日常生活の全てが愛を行う場だということです。

②あらゆる人間関係の一切

「一切のこと」とは、私たちのあらゆる人間関係が含まれるということです。教会の中の関係(牧師と兄弟姉妹、兄弟姉妹同士における人間関係)はもとより、ノンクリスチャンとの人間関係など、あらゆる人間関係が含まれているのです。

③愛を持って行うとは

「愛をもって行ないなさい」とは、愛を動機として行いなさいということです。この愛は神の愛を土台とします。すなわち、見返りを求めない与え尽くす愛のことですが、「報われたい」と思いやすい私たちには容易なことでありません。いざ行動に移しても、自分の思い通りにならないと怒りや不満を爆発させてしまうこともしばしば…、それが人間の愛の限界なのです。しかし、神の愛に限界はありません。神の愛はあなたの一切の活動、一切の人間関係の限界を超えて現れる力があるのです。信じる者は誰でも、この神の愛に満たしていただけるのです。

新型コロナによって、人間の愛の限界が露わになってきました。互いに愛し、助け合わなければならいないのに、あらゆる関係が破壊されています。疫病ではなく、自己中心という病によってです。このような状況、このような世界に、真の愛を輝かせることができるのは、神の愛に満たされたあなたです。あらゆる活動、関係において、神の愛を原動力として行動しましょう。神の愛の業はあなたの愛の行動から始まるのです。その第一歩として、家庭の中から始めましょう。

新型コロナウィルス感染拡大防止のため、熊本真愛教会ではインターネット礼拝を続けています。
そのような中でも、毎週講壇にお花が活けられています。今週のお花は、ユリ、バラです。バラはとても美しい青いバラです。