2020年6月14日 主日礼拝メッセージ

「主は生きておられる~信仰告白の先にあるもの~」列王記第一  17章1~7節 金田洋介牧師

エリヤは北イスラエルの王アハブの時代の預言者です。アハブ王は歴代のどの王よりも悪を行い、どの王よりも神を怒らせた悪王でした。

Ⅰ.アハブが仕える神、エリヤが仕える神

エリヤはアハブ王と対峙し、「私の仕えているイスラエルの神、主は生きておられる」と宣言しました。この告白こそが、エリヤが仕える神とアバブが仕える偶像の神々との決定的な違いです。天地を創造し、私たちに命を与えられた主なる神だけが生きておられるのです。人間によって作られた物に命はありません。

私たちがエリヤのように告白する時、畏れを持って告白する者でありたい。なぜなら、神は全知全能の主であられ、生も死も、救いも滅びも、そのほか一切の事を御手に握っておられるからです。

Ⅱ.信仰告白の先にあるもの

神はエリヤにケリテ川のほとりに身を隠すよう命じ、彼を養う為にカラスを遣わすことを約束されました。エリヤが神の言葉に従い行くと、カラスが朝と夕にパンと肉を運んで来るのです。時に主は、ユニークな方法でご自身の栄光を現されます。告白したエリヤ自身が「生きておられる神」を体験したのです。エリヤを養われた神は、私たちの神です。彼のように「私の仕えている神、主は生きておられる」と信じ告白した先に、確かに生きておられる神の御力、そして御言葉の真実を体験するのです。この体験は神を信じると告白した先にあるのです。

信仰告白の先にあるもの、それは、信じた者だけが与れる、リアルな神体験です。そして、その体験の積み重ねが、あなたの神への信仰をさらなる深みへと導いて行くのです。あなたが「私の神、主は生きておられる」と告白する者であるならば、エリヤのように神の御言葉に黙って従うのです。その先に、素晴らしい神体験が待っています。今週も生ける神を体験する一週間でありますように。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、ナナカマド、オリエンタルユリ、オンシジュームです。