2020年8月23日 主日礼拝メッセージ

「主の前に立ちなさい-エリヤの再起-」Ⅰ列王記19:8-18

 エリヤはイゼベルの脅しに怯え、逃げ出してしまいましたが、彼にはまだやるべき使命が残っていたのです。

.「ここで何をしているのか」と尋ねられる主

エリヤは40日40夜歩き、神の山ホレブ(シナイ山)に着きます。かつて、モーセが十戒を授かった山です。神は「エリヤよ、ここで何をしているのか」とみ声を掛けられますが、エリヤは自分の境遇をただ嘆くだけでした(10節)。神は静かに彼の言葉を聴かれます。エリヤに尋ねられたように、神はあなたにも尋ねておられます。神に聴いていただきたいことはありませんか。

.主の前に立って、御声に耳を傾ける

神は心の内を打ち明けたエリヤに、「外に出て、山の上で主の前に立て」と言われました。きっとエリヤは、期待して主の前に立ったことでしょう。あなたは神の御言葉を期待し、待ち望んでいますか?いつでも主の前に立つ備えが必要です。エリヤは静かにささやく御声を聞き、畏れながら主の前に出ました(13節)。彼は御声を聞いた時に、神の臨在を感じたのです。神は御言葉と共におられるのです。神はもう一度、エリヤに「ここで何をしているのか」と尋ねます。エリヤの思いを全て出し切らせるために、尋ねたように思えます。私たちも、畏れつつも神の前に立ち、神の御声を聴く者でありたいのです。

.新たな使命を与える主

エリヤの嘆きを聞かれた神は、新しい使命をエリヤに告げます(15-17節)。この使命の全てに、彼の訴えへの答えがあるのです。後に、エリヤの後継者となるエリシャによって油注がれた王たちによって、神の御言葉が成就します。また、エリヤは常に孤独であると訴えていましたが、真の神を信じる7000人もの同胞がいることを知り(18節)、慰めを得ます。神はどこまでもエリヤを愛し、大切にされたことがよく分かります。

「主の前に立ちなさい」と、神はあなたを招いておられます。あなたが真剣に神の御声を聴こうとするなら、あなたは神の御声を確かに聴くのです!

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、パンパス、テッポウユリ、トルコキキョウ、グロリオサです。