2021年2月7日 主日礼拝メッセージ

「報いて下さる神を知ろう」Ⅱ列王記4章8~17節  金田洋介牧師

本日登場するシュネムの女性は、先週登場した女性とは違い、とても裕福な人でした。この女性も、偉大な主の御力を体験することになります。
Ⅰ.親切なシュネムの女性

エリシャがシュネムの町を通ると、その町に住む一人の裕福な女性がエリシャをもてなしました。これを機にエリシャは、シュネムを通るたびに彼女のもてなしを受けるようになります。その後、交流を重ねるうちに、彼女はエリシャが聖なる神の預言者だと気付きます。すると今度は、夫の理解と協力を得てエリシャの為の部屋を家の屋上に整えます。この夫婦は、経済的な豊かさを用いて、エリシャと彼を遣わされた主なる神のお役に立ったのです。

Ⅱ.感謝を表すエリシャ

エリシャは献身的に遣えるこの女性に、感謝の意を表したいと申し出ます。しかし彼女は、「今の暮らしで満足です」と謙遜な態度で答えます。その後、エリシャは僕のゲハジから、彼女には子どもがいないことを知らされます。するとエリシャは、「来年の今頃、男の子を抱くようになる」と彼女に告げました。彼女にとって最大の望みでありながらも、諦めていたことだったかもしれません。しかし、エリシャの言葉が実現し、待望の子どもが与えられたのです。

Ⅲ.報いて下さる神を知ろう

預言者エリシャを畏れ敬い、受け入れ、最善のサポートをしたこの女性は、預言者の受ける神の報いを受けたのです(マタイ10:41)。その報いとは、「神が本当に生きておられ、全能であることをリアルに体験した」ということです。

イエスの名によってなされる全ての働きに加わる者(神の働き人を受け入れ、理解して助ける人)は、決して報いに漏れることはないのです。但し、どのような報いが用意されているかは分かりません。しかし、神はあなたの働きに御心をとめ、豊かに報いて下さるのです。そればかりか、あなたの信仰を理解し、協力してくれる人、教会に送り出してくれる人にさえも、神の報いは及ぶのです。

主の働きに積極的に関わる人への報いは大きいことを覚えましょう。そして、共に主のわざに積極的に加わり、励もうではありませんか。私たちの労苦は、主の前に決して無駄に終わることはないのですから。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、八重ユリ、メラレウカです。