「永遠の希望と喜び~よみがえられたイエス~」マタイ28章1~10節
イースターおめでとうございます。世界中で祝われるイエスの復活は、私たち一人一人に関わる大切な事実です。
イエスが十字架で死なれてから三日目、女弟子たちは悲しみが拭えないまま、まだ夜が明けきらない中を歩いてイエスの納められた墓へと向かいます。すると、地震が起こりました。それは天から降って来た御使いが、イエスの墓を塞いでいた大きな石を動かしたからでした(2節)。彼女たちは、御使いに墓の中を見るように促され、恐れ戸惑いながら墓の中を覗くと、そこにあるはずのイエスの亡骸がどこにも見当たりません。すると御使いは、イエスが復活された事実を告げ、弟子たちに知らせるよう命じます(6節)。彼女たちは大喜びで走って行きました。女弟子たちが見た、この空の墓から、私たちの信仰は始まったのです。イエスは死から復活された!この事実が私たちの信仰の原点であり、この事実を信じる者がクリスチャンなのです。
彼女たちが弟子たちのもとへと向かう途中、今度はよみがえられたイエスが目の前に現れ、「おはよう」と声を掛けられました(9節)。この挨拶の言葉は、「喜びなさい」という意味を持つ言葉です。彼女たちを覆っていた絶望と暗闇の夜は明けた!喜びなさい!というメッセージなのです。絶望が希望に、悲しみが喜びに変わったのです。さらにイエスは、自分を裏切った弟子たちを「わたしの兄弟たち」と呼ばれました。取り返しのつかない弟子たちの過ちをイエスは赦して下さったのです。イエスの十字架は、あなたのどんな罪も、どんな過ちも赦して救うのです。
私たちの生きているこの世界も、女弟子たちが経験したような絶望の暗闇が覆っています。未来に希望が持てないと不安に感じる人も多いと思います。しかし、どんなに世の中の状況が悪くなったとしても、イエスの復活がもたらす希望と喜びは決して失われません。たとえ暗闇と絶望が襲ってきたとしても、喜びの朝が、復活がもたらす希望が必ず訪れるのです。死と罪の問題を打ち破り、よみがえられたイエスが、解決出来ない問題は何一つありません。復活の主が、あなたの絶望を希望に、悲しみを喜びに変えて下さるのです!