2021年11月14日 子ども祝福ファミリー礼拝式メッセージ

「神様を信じて踏み出そう」ヨシュア記3章 7~17節 金田洋介牧師

 

神の召しによって立ち上がったヨシュア。約束の地は目の前ですが、増水したヨルダン川は容易に渡れる状態にありません。

ヨルダン川を前に静まる

ヨシュアと民たちはヨルダン川岸に三日間留まることになりますが、彼らにとって大事な時間だったのではないでしょうか。ヨシュアは神の前に導きを求めて静まり、民はカナンの地の堅固な町と強い先住民を恐れて不信仰に陥った先人たちの罪と失敗を思い起こすとともに、目の前に立ちはだかる現実の障害に不安と緊張を覚えたのではないでしょうか。

自らを聖別しなさい

三日後、ヨシュアは神の命令に従い、まずは契約の箱を担ぐ祭司たちが川に進み行き、その後を民がついて行くよう命じます。そしてヨシュアは民に「自らを聖別するよう」命じます(5節)。神の前に徹底的にへりくだり、全てを神に明け渡しなさいというのです。川岸で過ごした3日間でこれまでの歩みを顧み、神を信じきれない、信頼しきれない思いと歩みから決別し、ただ神の御約束を信じなさい。そうするならば、神は不思議を行われる(驚くべき御力を目の当たりにする)からだとヨシュアは迫ったのでした。

神様の御言葉を信じて踏み出そう

「地の主である【主】の箱を担ぐ祭司たちの足の裏が、ヨルダン川の水の中にとどまるとき、ヨルダン川の水は、川上から流れ下る水がせき止められ、一つの堰となって立ち止まる。」(13節)。かつてエジプトを脱出した時、神が紅海を分けられたことと同じように、神はヨルダン川を渡らせて下さるというのです。ところが、紅海を渡った時は海が分かれてから踏み出しましたが、ヨシュア一行がヨルダン川を渡るためには、激しく流れるヨルダン川の状況が変わらないまま、足を踏み入れなければなりません。しかし、彼らは神の御言葉の約束を信じて立ち上がりました。そして、契約の箱を担いだ祭司たちの足が激しく流れるヨルダン川に踏み出した瞬間、奇跡は起こりました。神のお言葉通り、ヨルダン川は上流でせき止められ、民はみな乾いた川底を歩いて渡り切ることができたのです。

ヨシュアとイスラエルの民が体験したこの奇跡の出来事は、私たち大きな希望を与えてくれます。神は私たち一人一人に数えきれないほどの祝福を用意しておられますが、それらを得るための秘訣は、ヨシュアらに倣って①神の前に静まってこれまでの歩みを顧み、②聖別するのです。そして、神のみ旨に心と思いを一つにし、③御言葉を信じて踏み出すのです。もしあなたが、神の御言葉を信じて一歩を踏み出すなら、神の大いなる御業を体験することできるのです。信仰によって踏み出し、約束された神の祝福に与らせていただきましょう。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、ドラセナ、オリエンタルユリです。

この日子ども祝福式が行われ、子どもたちの健やかな成長と、神様からの豊かな祝福をお祈りしていただきました。