2021年12月19日 クリスマス礼拝メッセージ

「世界で一番の贈り物」ヨハネの福音書 3章 16~21節 金田洋介牧師

 

本日の中心の御言葉(ヨハネ3章16節)は、聖書の中の聖書と呼ばれている箇所です。全ての創造主である神様が、私たち一人一人を愛しているという聖書が最も伝えたい事実がこの一節に集約されているのです。

ひとり子を与えられた神

16節「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された」。「ひとり子」はイエス様のことであり、「唯一の、代わりとなる存在はない」という意味です。「お与えになったほどに」とは、「お捨てになった」という意味。そして「世」は私たち一人一人を指しています。ですから、神様というお方は「ご自分にとってこれ以上ないほど愛している、唯一の御子イエス様を捨ててまで私たちを愛してくださった」ということなのです。

どうか、あなたに対する神様の愛の大きさを知って欲しいのです。

イエス様によってもたらされた素晴らしい救いと命

神様がひとり子イエス様をお与えになった理由は、私たちが滅びることのないためです。私たち人間は、神様の前にみな罪人であり、イエス様以外に正しい人はいないと聖書は断言します。そして、罪の結末は死であり、永遠の滅びであると語っています。しかし、神様は、私たちを滅びから救うため、罪のない御子イエス様を私たちの罪の身代わりに十字架に付けて裁くことを決断されたのです!何にも代えがたいイエス様を、私たちの為にお捨てになるのですから、お心が痛まないはずがありません。それにも関わらず、神様はイエス様を犠牲にしてまで、私たちを滅びから救い、私たちに対する愛と、罪に対して妥協のない聖さを証明されたのです。さらに、「永遠のいのちを持つためである」とあるように、イエス様を信じるもには神様と共に永遠に生きる命が与えられ、神様とあなたの生きた交わりが回復されるのです。しかし、信じない者は、この素晴らしい命を持っていないため裁かれます(18節)。19節以降にあるように、光に照らされて罪が明るみに出されることを恐れ続けるのです。一方、この素晴らしいいのちを持つ者は、裁かれません。常に、神様と生きた交わりの中を歩み、光の中に居るからです。この永遠の命を持つことが出来るようにと、神様は願っておられるのです。

クリスマスは、素晴らしい救いと命という、世界で一番の贈り物を与えるために生まれ下さった、救い主イエス様の誕生を祝う日です。だからこそ、世界中でイエス様の誕生を喜ぶのです。イエス様によってもたらされた救いと命を、信じてる受け取ろうではありませんか。また、受け取ることが出来たことを、心から感謝しましょう。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、ユリ、バラ、金魚草、カスミ草です。