2022年5月22日 主日礼拝メッセージ

「恵み豊かな神を讃えよ」詩篇 65篇 1~13節 金田洋介牧師

 この詩がどのような背景で歌われたか諸説ありますが、この詩が現代を生きる私たちにとっても、大切なものであることは間違いありません。神様が私たちに与えて下さった恵みを数え、神様を心から讃える者とならせていただきたいと願っています。

1.恵みの大庭に住むことができる恵み 1~4節

作者は神様を「祈りを聞いてくださる方、背いた私たちの罪を赦してくださる方」と讃えています。神様に罪を赦され、賛美できる喜び、礼拝をささげられる喜びに溢れているのです。本日の中心の御言葉の65篇4節より、神様に選ばれ、引き寄せられた者は神様を礼拝する者となって神様の大庭に住むとあります。つまり、神様の御側に側近くに留まるのです。そこで大切なのは、神様の側近くに留まり続けることです。神様を礼拝し続けるのです。常に御声が聞こえるところ、また、聴く準備を整え、いつでも祈りをささげられる状態に、とどまり続けることが大切です。神様の御側に留まり続ける時、神様から良いもの、聖なるものが豊かに与えられ、満たされるというのです。

2.創造主である神様を信頼の的(対象)とすることができる恵み 5~8節

5節の「私たちの救いの神」とは、イスラエルをその歴史の中で救い、導かれた神ということでしょう。山々を堅く据えられた(6節)とあるように、すべての創造主であられる神様は、その大能(偉大な力)で治めておられます。そして、海のとどろき(響き)、大波のとどろき(響き)、諸国の民の騒ぎに表現されている、この世のあらゆる波風、私たちの人生に起る嵐を、神様は静めて下さるというのです。自分たちの力ではどうすることもできない問題から、「こんなことを祈っていいのだろうか、助けを求めてもいいんだろうか」と思うことまで、神様はその御力をもって最善に導き、解決に導いて下さるのです。

3.常に満ち足りていられる恵み 9~13節

9節からは繁栄をもたらされる神様を讃えています。ここでの繁栄は作物の豊作によって表されています。天と地を支配されている神様は、「神の川=天に蓄えられた水」を雨として地上に降らせ、その雨が畑を潤し、穀物を成長させてくださいます。「地を訪れ」は「顧みて」とも訳せる言葉が用いられています。神様は罪深い人間を顧み(心にとどめる)てくださるのです。特に私自身が素晴らしいと感じるのは10節です。人間の働きに豊かな実りをもって応えて下さる神様との祝福の調和の素晴らしさを思うのです。

詩篇34:9 -10【主】を恐れよ。主の聖徒たちよ。主を恐れる者には乏しいことがないからだ。若い獅子も乏しくなり飢える。しかし【主】を求める者は良いものに何一つ欠けることがない。神様の豊かな恵みを心から喜び、心から讃える者とならせていただきましょう。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、オリーブ、ユリ、ヒマワリです。