2023年1月22日 主日礼拝メッセージ

「主による結末」ヨブ記 42章1-17節、ヤコブの手紙 5章11節   金田ゆり牧師 

ヨブ記最後のメッセージです。ヨブに起こった出来事の結末を見ましょう。

  • ヨブの悔い改め~神の絶対的主権と神への絶対的信頼 1~6節

ヨブは神への畏れをもって身を低くしました。自然の法則も自分の人生も理解していないのに、何もわかっていないことを傲慢にも言ってしまったと、自らの愚かさを認めたのです。彼は、苦しみに遭ってからは灰の中に座っていましたが、このちりと灰こそ私にふさわしいと悔い改めたのでした。神の絶対的主権。自分がわからなくても、神がされることは絶対に正しい、とひれ伏したのです。人は、神の絶対的主権を疑い、信頼できなくなった時、神から離れて罪を犯します。ヨブは苦しみのあまり、一度は神の主権を、その正しさを疑ってしまいましたが、神の愛に触れられ、神の主権を信頼すると決めて悔い改めました。起こる全てのことが理解できなくても、神の絶対的主権を信頼するものでありたいのです。

  • 三人の友を赦し、神に執り成したヨブ 7~9節

神は、ヨブの友人エリファズ、ビルダデ、ツォファルに怒りを燃やされました。人の狭い理解で神を語り、この苦しみはヨブの罪のせいと決めつけてヨブを苦しめたからです。ヨブは人の苦しみに寄り添い、神の慰めを語る人でしたが、この三人は苦しむヨブに寄り添うことをしませんでした。ヨブを断罪した三人は、神に断罪されてしまうのでした。しかし、ヨブはボロボロで灰を被ったまま、彼らの罪を赦し、執り成しの祈りを捧げました。十字架上のイエスを想起させます。十字架の愛によって赦された者として、赦す者となること。これが十字架の目的で在ります。自分の力では赦せません。十字架の愛だけがさせてくださいます。そして、それは神が最も喜ばれる人の姿なのです。

  • 主による祝福の結末 10~17節、ヤコブ5章11節

ヨブが三人を赦して、彼らの罪の赦しを祈った時、神はヨブの身体を元通りにされました。彼は無一文になったのに、神は彼の財産を回復され、以前の倍にされたのです。最も注目したいのは、また息子七人、娘三人を持ったことです。彼は20人の父となりました。サタンが所有物扱いして手を下した10人の子どもたちは、今、神の元にいるということなのです。彼は幸せに生涯を全うし、今、この時も20人の子どもたちと永遠の祝福に与っているのです。あなたは、これまで、どんなことで苦しみ涙してきましたか。神はその涙を何一つ忘れておられません。必ず、あなたの涙に報いて下さるのです。ヨブの物語を知ったあなたは、主による祝福の結末を見るのです。ヨブが年老いるほどに祝福されたように、あなたも必ず祝福されます。あなたの人生の最善は、これから。そして、イエスの十字架と復活を信じた者には、永遠の祝福が待っているのです。主による祝福の結末とみ言葉の真実を体験させていただきましょう!

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、トルコキキョウ、カーネーション、ロウバイです。