洗礼式ご報告&礼拝メッセージ更新

先週の礼拝のあとには、洗礼式が執り行われ、たくさんの方々にご参加頂けました。何よりもY姉妹の洗礼式をこの教会で行えたことに心から感謝いたします。これからY姉妹にとって、イエス様と共に歩む歩みが祝福されて、神を知ることにおいて成長されますように。このホームページをご覧になっている皆様もぜひお祈りに覚えてください。願いを込めて、お祈りの御言葉を以下に記します。

私はこう祈っています。あなたがたの愛が、知識とあらゆる識別力によって、いよいよ豊かになり、
あなたがたが、大切なことを見分けることができますように。こうしてあなたがたが、キリストの日に備えて、純真で非難されるところのない者となり、
イエス・キリストによって与えられる義の実に満たされて、神の栄光と誉れが現されますように。

ピリピ人への手紙 1章9~11節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

こういうわけで、私たちもそのことを聞いた日から、絶えずあなたがたのために祈り求めています。どうか、あなたがたが、あらゆる霊的な知恵と理解力によって、神のみこころについての知識に満たされますように。
また、主にふさわしく歩み、あらゆる点で主に喜ばれ、あらゆる良いわざのうちに実を結び、神を知ることにおいて成長しますように。
神の栄光の支配により、あらゆる力をもって強くされ、どんなことにも忍耐し、寛容でいられますように。
また、光の中にある、聖徒の相続分にあずかる資格をあなたがたに与えてくださった御父に、喜びをもって感謝をささげることができますように。

コロサイ人への手紙 1章9~12節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

先週は洗礼式だったので、礼拝メッセージでは、洗礼の意味、すなわちイエス様と共に歩むことの意味について見ていきました。また、そのために絶対必要な、聖霊の助けについても見ていきました。

洗礼を受けることはスタートです。そして、洗礼を受けたことや、イエス様をただ単に救い主として信じているから救われるのではなく、聖霊様がうちにおられるかどうかが「救いの保証」です。

本日、礼拝メッセージを更新したのでお知らせします。こちらからも飛べます→聖霊を受けることが大切な理由(後編)(2022年6月12日)

“それぞれ、自分のことだけでなく、ほかの人のことも顧みなさい。
キリスト・イエスのうちにあるこの思いを、あなたがたの間でも抱きなさい。”
ピリピ人への手紙 2章4節〜5節

【ペンテコステ礼拝(音声つき)】メッセージを更新しました

先週はペンテコステ礼拝でした。

ペンテコステの日は、聖霊が降られた日です。この日はあまり知られていないですが、実はクリスマスやイースターと共に、キリスト教の三大聖日の一つに入る大切な日です。神様が救いを計画され、イエス様がそれを実行されました。そして、聖霊様が救いの完成に向かって働いてくださっています。この聖霊様が降られた日を記念するのが、ペンテコステの日です。

聖霊様は、受ければ良いというものではなく、必須です。聖霊様を受け、聖霊様が内住され、ずっと留まられることがとても大切だ、ということを先週の礼拝で見ていきました。

本日、礼拝メッセージを更新したのでお知らせします。こちらからも飛べます→聖霊を受けることが大切な理由(前編)(2022年6月5日)
今回は音声でも配信しています。

皆様に主の祝福と御恵みがありますように。お祈りしています。

“私たちはみな、ユダヤ人もギリシア人も、奴隷も自由人も、
一つの御霊によってバプテスマを受けて、
一つのからだとなりました。
そして、みな一つの御霊を飲んだのです。”

コリント人への手紙 第一 12章13節

礼拝メッセージを更新しました

先週の礼拝では、イエス様が私達に命じられた「イエス様の弟子をつくる」ことにあたって何をしたら良いのか、「福音を語ること」についてお話した先々週に続いて、二つのことを見ていきました。それは「父、子、聖霊の名において彼らにバプテスマを授けることによって」そして「イエス様が命じられた全てのことを守るように教えることによって」です。 本日、礼拝メッセージを更新したのでお知らせします。こちらからも飛べます→私達に与えられた大きなミッション(後編)(2022年5月29日)

皆様に主の祝福と御恵みがありますように。お祈りしています。

“弟子たちは喜びと聖霊に満たされていた。”
使徒の働き 13章52節

礼拝メッセージを更新しました

先週の礼拝では、福音を語ることの重要さと、何を語ったら良いのか、と言うことについて見ていきました。 本日、礼拝メッセージを更新したのでお知らせします。こちらからも飛べます→私達に与えられた大きなミッション(2022年5月22日)

皆様に主の祝福と御恵みがありますように。お祈りしています。

“しかし私たちは、この世の霊を受けたのではなく、神からの霊を受けました。
それで私たちは、神が私たちに恵みとして与えてくださったものを知るのです。”

コリント人への手紙 第一 2章12節

礼拝メッセージを更新しました

先週の礼拝では、愛なる神様はなぜ怒られ、滅ぼされるのか、聖書が語ることについて見ていきました。 本日、礼拝メッセージを更新したのでお知らせします。こちらからも飛べます→愛なる神様と怒られる神様(2022年5月15日)

皆様に主の祝福と御恵みがありますように。お祈りしています。

イエス・キリストは、昨日も今日も、とこしえに変わることがありません。
ヘブル人への手紙 13章8節


礼拝メッセージを更新しました

すでに音声で配信していますが、4月17日礼拝メッセージ「イエス様の復活」を更新しました。今後の礼拝も文字で掲載していきます。

(今後は文字のほうを優先していきたいと思います。残り1回分の更新は、もうしばらくお待ちください)。

大祭司は自分自身も弱さを身にまとっているので、
無知で迷っている人々に優しく接することができます。
ヘブル人への手紙 5章2節


礼拝メッセージを更新しました

先週の礼拝では、献金について、聖書が語ることについて見ていきました。 本日、礼拝メッセージを更新したのでお知らせします。こちらからも飛べます→献金について(2022年5月1日)

皆様に主の祝福と御恵みがありますように。お祈りしています。

財産は御怒りの日には役に立たない。
義のわざは人を死から救い出す。
箴言 11章4節

礼拝メッセージを更新しました

すでに音声で配信していますが、4月10日礼拝メッセージ「イエス様の受難」を更新しました。今後の礼拝も文字で掲載していきます。

(今後は文字のほうを優先していきたいと思います。今回、すでに音声で配信している2回分の更新が遅くなり申し訳ありませんが、もうしばらくお待ちください)。

つむじ風が過ぎ去ると、悪しき者はいなくなる。
正しい人は永遠の礎である。
箴言 10章25節

【受難週】礼拝の音声を配信しました

今週は、受難週です。この受難週にあたり、4月10日、日曜日の礼拝では、イエス様がこの地上におられた最後の24時間にフォーカスを当てて、聖書から見てきました。

そこで、礼拝メッセージの音声を本ブログに公開いたします。文字に起こした内容も礼拝メッセージのページに掲載しています(こちらをクリック)。

なお、聖書の読み上げ時の音声が聞こえづらいと思いますので、聖書がお手元にある方は、聖書を開きながら、お聞きください。聖書をお持ちでない方は、下記の御言葉を参照しながら、お聞きください。

今週は、特別に、イエス様の受難に思いを馳せたいと思います。皆様に神様の祝福が豊かにありますように・・・

“私があなたがたに最も大切なこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書に書いてあるとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、
また、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおりに、三日目によみがえられたこと、
また、ケファに現れ、それから十二弟子に現れたことです。
その後、キリストは五百人以上の兄弟たちに同時に現れました。その中にはすでに眠った人も何人かいますが、大多数は今なお生き残っています。
その後、キリストはヤコブに現れ、それからすべての使徒たちに現れました。”

コリント人への手紙 第一 15章3~7節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

“私たちが聞いたことを、だれが信じたか。主の御腕はだれに現れたか。
彼は主の前に、ひこばえのように生え出た。砂漠の地から出た根のように。彼には見るべき姿も輝きもなく、私たちが慕うような見栄えもない。
彼は蔑まれ、人々からのけ者にされ、悲しみの人で、病を知っていた。人が顔を背けるほど蔑まれ、私たちも彼を尊ばなかった。
まことに、彼は私たちの病を負い、私たちの痛みを担った。それなのに、私たちは思った。神に罰せられ、打たれ、苦しめられたのだと。
しかし、彼は私たちの背きのために刺され、私たちの咎のために砕かれたのだ。彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、その打ち傷のゆえに、私たちは癒やされた。
私たちはみな、羊のようにさまよい、それぞれ自分勝手な道に向かって行った。しかし、主は私たちすべての者の咎を彼に負わせた。
彼は痛めつけられ、苦しんだ。だが、口を開かない。屠り場に引かれて行く羊のように、毛を刈る者の前で黙っている雌羊のように、彼は口を開かない。
虐げとさばきによって、彼は取り去られた。彼の時代の者で、だれが思ったことか。彼が私の民の背きのゆえに打たれ、生ける者の地から絶たれたのだと。
彼の墓は、悪者どもとともに、富む者とともに、その死の時に設けられた。彼は不法を働かず、その口に欺きはなかったが。
しかし、彼を砕いて病を負わせることは主のみこころであった。彼が自分のいのちを代償のささげ物とするなら、末長く子孫を見ることができ、主のみこころは彼によって成し遂げられる。
「彼は自分のたましいの激しい苦しみのあとを見て、満足する。わたしの正しいしもべは、その知識によって多くの人を義とし、彼らの咎を負う。
それゆえ、わたしは多くの人を彼に分け与え、彼は強者たちを戦勝品として分かち取る。彼が自分のいのちを死に明け渡し、背いた者たちとともに数えられたからである。彼は多くの人の罪を負い、背いた者たちのために、とりなしをする。」”

イザヤ書 53章1~12節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

“罪の報酬は死です。しかし神の賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。”

ローマ人への手紙 6章23節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

“さて、十二人の一人であるイスカリオテのユダは、祭司長たちのところへ行った。イエスを引き渡すためであった。
彼らはそれを聞いて喜び、金を与える約束をした。そこでユダは、どうすればイエスをうまく引き渡せるかと、その機をうかがっていた。”

マルコの福音書 14章10~11節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

“種なしパンの祭りの最初の日、すなわち、過越の子羊を屠る日、弟子たちはイエスに言った。「過越の食事ができるように、私たちは、どこへ行って用意をしましょうか。」
イエスは、こう言って弟子のうち二人を遣わされた。「都に入りなさい。すると、水がめを運んでいる人に出会います。その人について行きなさい。
そして、彼が入って行く家の主人に、『弟子たちと一緒に過越の食事をする、わたしの客間はどこかと先生が言っております』と言いなさい。
すると、その主人自ら、席が整えられて用意のできた二階の大広間を見せてくれます。そこでわたしたちのために用意をしなさい。」
弟子たちが出かけて行って都に入ると、イエスが彼らに言われたとおりであった。それで、彼らは過越の用意をした。
夕方になって、イエスは十二人と一緒にそこに来られた。
そして、彼らが席に着いて食事をしているとき、イエスは言われた。「まことに、あなたがたに言います。あなたがたのうちの一人で、わたしと一緒に食事をしている者が、わたしを裏切ります。」
弟子たちは悲しくなり、次々にイエスに言い始めた。「まさか私ではないでしょう。」
イエスは言われた。「十二人の一人で、わたしと一緒に手を鉢に浸している者です。
人の子は、自分について書かれているとおり、去って行きます。しかし、人の子を裏切るその人はわざわいです。そういう人は、生まれて来なければよかったのです。」
さて、一同が食事をしているとき、イエスはパンを取り、神をほめたたえてこれを裂き、弟子たちに与えて言われた。「取りなさい。これはわたしのからだです。」
また、杯を取り、感謝の祈りをささげた後、彼らにお与えになった。彼らはみなその杯から飲んだ。
イエスは彼らに言われた。「これは、多くの人のために流される、わたしの契約の血です。
まことに、あなたがたに言います。神の国で新しく飲むその日まで、わたしがぶどうの実からできた物を飲むことは、もはや決してありません。」”

マルコの福音書 14章12~25節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

“そして、賛美の歌を歌ってから、皆でオリーブ山へ出かけた。
イエスは弟子たちに言われた。「あなたがたはみな、つまずきます。『わたしは羊飼いを打つ。すると、羊は散らされる』と書いてあるからです。
しかしわたしは、よみがえった後、あなたがたより先にガリラヤへ行きます。」
すると、ペテロがイエスに言った。「たとえ皆がつまずいても、私はつまずきません。」
イエスは彼に言われた。「まことに、あなたに言います。まさに今夜、鶏が二度鳴く前に、あなたは三度わたしを知らないと言います。」
ペテロは力を込めて言い張った。「たとえ、ご一緒に死ななければならないとしても、あなたを知らないなどとは決して申しません。」皆も同じように言った。”

マルコの福音書 14章26~31節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

“ペテロが下の中庭にいると、大祭司の召使いの女の一人がやって来た。
ペテロが火に当たっているのを見かけると、彼をじっと見つめて言った。「あなたも、ナザレ人イエスと一緒にいましたね。」
ペテロはそれを否定して、「何を言っているのか分からない。理解できない」と言って、前庭の方に出て行った。すると鶏が鳴いた。
召使いの女はペテロを見て、そばに立っていた人たちに再び言い始めた。「この人はあの人たちの仲間です。」
すると、ペテロは再び否定した。しばらくすると、そばに立っていた人たちが、またペテロに言った。「確かに、あなたはあの人たちの仲間だ。ガリラヤ人だから。」
するとペテロは、噓ならのろわれてもよいと誓い始め、「私は、あなたがたが話しているその人を知らない」と言った。
するとすぐに、鶏がもう一度鳴いた。ペテロは、「鶏が二度鳴く前に、あなたは三度わたしを知らないと言います」と、イエスが自分に話されたことを思い出した。そして彼は泣き崩れた。”

マルコの福音書 14章66~72節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

“さて、彼らはゲツセマネという場所に来た。イエスは弟子たちに言われた。「わたしが祈っている間、ここに座っていなさい。」
そして、ペテロ、ヤコブ、ヨハネを一緒に連れて行かれた。イエスは深く悩み、もだえ始め、
彼らに言われた。「わたしは悲しみのあまり死ぬほどです。ここにいて、目を覚ましていなさい。」
それからイエスは少し進んで行って、地面にひれ伏し、できることなら、この時が自分から過ぎ去るようにと祈られた。
そしてこう言われた。「アバ、父よ、あなたは何でもおできになります。どうか、この杯をわたしから取り去ってください。しかし、わたしの望むことではなく、あなたがお望みになることが行われますように。」
イエスは戻り、彼らが眠っているのを見て、ペテロに言われた。「シモン、眠っているのですか。一時間でも、目を覚ましていられなかったのですか。
誘惑に陥らないように、目を覚まして祈っていなさい。霊は燃えていても肉は弱いのです。」
イエスは再び離れて行き、前と同じことばで祈られた。
そして再び戻って来てご覧になると、弟子たちは眠っていた。まぶたがとても重くなっていたのである。彼らは、イエスに何と言ってよいか、分からなかった。
イエスは三度目に戻って来ると、彼らに言われた。「まだ眠って休んでいるのですか。もう十分です。時が来ました。見なさい。人の子は罪人たちの手に渡されます。
立ちなさい。さあ、行こう。見なさい。わたしを裏切る者が近くに来ています。」”

マルコの福音書 14章32~42節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

“そしてすぐ、イエスがまだ話しておられるうちに、十二人の一人のユダが現れた。祭司長たち、律法学者たち、長老たちから差し向けられ、剣や棒を手にした群衆も一緒であった。
イエスを裏切ろうとしていた者は、彼らと合図を決め、「私が口づけをするのが、その人だ。その人を捕まえて、しっかりと引いて行くのだ」と言っておいた。
ユダはやって来るとすぐ、イエスに近づき、「先生」と言って口づけした。
人々は、イエスに手をかけて捕らえた。
そのとき、そばに立っていた一人が、剣を抜いて大祭司のしもべに切りかかり、その耳を切り落とした。
イエスは彼らに向かって言われた。「まるで強盗にでも向かうように、剣や棒を持ってわたしを捕らえに来たのですか。
わたしは毎日、宮であなたがたと一緒にいて教えていたのに、あなたがたは、わたしを捕らえませんでした。しかし、こうなったのは聖書が成就するためです。」
皆は、イエスを見捨てて逃げてしまった。
ある青年が、からだに亜麻布を一枚まとっただけでイエスについて行ったところ、人々が彼を捕らえようとした。
すると、彼は亜麻布を脱ぎ捨てて、裸で逃げた。”

マルコの福音書 14章43~52節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

“一隊の兵士と千人隊長、それにユダヤ人の下役たちは、イエスを捕らえて縛り、
まずアンナスのところに連れて行った。彼が、その年の大祭司であったカヤパのしゅうとだったからである。
カヤパは、一人の人が民に代わって死ぬほうが得策である、とユダヤ人に助言した人である。”

ヨハネの福音書 18章12~14節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

“大祭司はイエスに、弟子たちのことや教えについて尋問した。
イエスは彼に答えられた。「わたしは世に対して公然と話しました。いつでも、ユダヤ人がみな集まる会堂や宮で教えました。何も隠れて話してはいません。
なぜ、わたしに尋ねるのですか。わたしが人々に何を話したかは、それを聞いた人たちに尋ねなさい。その人たちなら、わたしが話したことを知っています。」
イエスがこう言われたとき、そばに立っていた下役の一人が、「大祭司にそのような答え方をするのか」と言って、平手でイエスを打った。
イエスは彼に答えられた。「わたしの言ったことが悪いのなら、悪いという証拠を示しなさい。正しいのなら、なぜ、わたしを打つのですか。」
アンナスは、イエスを縛ったまま大祭司カヤパのところに送った。”

ヨハネの福音書 18章19~24節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

“人々がイエスを大祭司のところに連れて行くと、祭司長たち、長老たち、律法学者たちがみな集まって来た。
ペテロは、遠くからイエスの後について、大祭司の家の庭の中にまで入って行った。そして、下役たちと一緒に座って、火に当たっていた。
さて、祭司長たちと最高法院全体は、イエスを死刑にするため、彼に不利な証言を得ようとしたが、何も見つからなかった。
多くの者たちがイエスに不利な偽証をしたが、それらの証言が一致しなかったのである。
すると、何人かが立ち上がり、こう言って、イエスに不利な偽証をした。
「『わたしは人の手で造られたこの神殿を壊し、人の手で造られたのではない別の神殿を三日で建てる』とこの人が言うのを、私たちは聞きました。」
しかし、この点でも、証言は一致しなかった。
そこで、大祭司が立ち上がり、真ん中に進み出て、イエスに尋ねた。「何も答えないのか。この人たちがおまえに不利な証言をしているが、どういうことか。」
しかし、イエスは黙ったまま、何もお答えにならなかった。大祭司は再びイエスに尋ねた。「おまえは、ほむべき方の子キリストなのか。」
そこでイエスは言われた。「わたしが、それです。あなたがたは、人の子が力ある方の右の座に着き、そして天の雲とともに来るのを見ることになります。」
すると、大祭司は自分の衣を引き裂いて言った。「なぜこれ以上、証人が必要か。
あなたがたは、神を冒瀆することばを聞いたのだ。どう考えるか。」すると彼らは全員で、イエスは死に値すると決めた。
そして、ある者たちはイエスに唾をかけ、顔に目隠しをして拳で殴り、「当ててみろ」と言い始めた。また、下役たちはイエスを平手で打った。”

マルコの福音書 14章53~65節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

“夜が明けるとすぐに、祭司長たちは、長老たちや律法学者たちと最高法院全体で協議を行ってから、イエスを縛って連れ出し、ピラトに引き渡した。”

マルコの福音書 15章1節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

“ピラトはイエスに尋ねた。「あなたはユダヤ人の王なのか。」イエスは答えられた。「あなたがそう言っています。」
そこで祭司長たちは、多くのことでイエスを訴えた。
ピラトは再びイエスに尋ねた。「何も答えないのか。見なさい。彼らはあんなにまであなたを訴えているが。」
しかし、イエスはもはや何も答えようとされなかった。それにはピラトも驚いた。”

マルコの福音書 15章2~5節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

“ピラトは祭司長たちや群衆に、「この人には、訴える理由が何も見つからない」と言った。
しかし彼らは、「この者は、ガリラヤから始めてここまで、ユダヤ全土で教えながら民衆を扇動しているのです」と言い張った。
それを聞いたピラトは、この人はガリラヤ人かと尋ね、
ヘロデの支配下にあると分かると、イエスをヘロデのところに送った。ヘロデもそのころ、エルサレムにいたのである。
ヘロデはイエスを見ると、非常に喜んだ。イエスのことを聞いていて、ずっと前から会いたいと思い、またイエスが行うしるしを何か見たいと望んでいたからである。
それで、いろいろと質問したが、イエスは何もお答えにならなかった。
祭司長たちと律法学者たちはその場にいて、イエスを激しく訴えていた。
ヘロデもまた、自分の兵士たちと一緒にイエスを侮辱したり、からかったりしてから、はでな衣を着せてピラトに送り返した。
この日、ヘロデとピラトは親しくなった。それまでは互いに敵対していたのである。”

ルカの福音書 23章4~12節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

“ところで、ピラトは祭りのたびに、人々の願う囚人一人を釈放していた。
そこに、バラバという者がいて、暴動で人殺しをした暴徒たちとともに牢につながれていた。
群衆が上って来て、いつものようにしてもらうことを、ピラトに要求し始めた。
そこでピラトは彼らに答えた。「おまえたちはユダヤ人の王を釈放してほしいのか。」
ピラトは、祭司長たちがねたみからイエスを引き渡したことを、知っていたのである。
しかし、祭司長たちは、むしろ、バラバを釈放してもらうように群衆を扇動した。
そこで、ピラトは再び答えた。「では、おまえたちがユダヤ人の王と呼ぶあの人を、私にどうしてほしいのか。」
すると彼らはまたも叫んだ。「十字架につけろ。」
ピラトは彼らに言った。「あの人がどんな悪いことをしたのか。」しかし、彼らはますます激しく叫び続けた。「十字架につけろ。」
それで、ピラトは群衆を満足させようと思い、バラバを釈放し、イエスはむちで打ってから、十字架につけるために引き渡した。”

マルコの福音書 15章6~15節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

“兵士たちは、イエスを中庭に、すなわち、総督官邸の中に連れて行き、全部隊を呼び集めた。
そして、イエスに紫の衣を着せ、茨の冠を編んでかぶらせ、
それから、「ユダヤ人の王様、万歳」と叫んで敬礼し始めた。
また、葦の棒でイエスの頭をたたき、唾をかけ、ひざまずいて拝んだ。
彼らはイエスをからかってから、紫の衣を脱がせて、元の衣を着せた。それから、イエスを十字架につけるために連れ出した。
兵士たちは、通りかかったクレネ人シモンという人に、イエスの十字架を無理やり背負わせた。彼はアレクサンドロとルフォスの父で、田舎から来ていた。
彼らはイエスを、ゴルゴタという所(訳すと、どくろの場所)に連れて行った。
彼らは、没薬を混ぜたぶどう酒を与えようとしたが、イエスはお受けにならなかった。
それから、彼らはイエスを十字架につけた。そして、くじを引いて、だれが何を取るかを決め、イエスの衣を分けた。
彼らがイエスを十字架につけたのは、午前九時であった。
イエスの罪状書きには、「ユダヤ人の王」と書いてあった。
彼らは、イエスと一緒に二人の強盗を、一人は右に、一人は左に、十字架につけた。
通りすがりの人たちは、頭を振りながらイエスをののしって言った。「おい、神殿を壊して三日で建てる人よ。
十字架から降りて来て、自分を救ってみろ。」
同じように、祭司長たちも律法学者たちと一緒になって、代わる代わるイエスを嘲って言った。「他人は救ったが、自分は救えない。
キリスト、イスラエルの王に、今、十字架から降りてもらおう。それを見たら信じよう。」また、一緒に十字架につけられていた者たちもイエスをののしった。
さて、十二時になったとき、闇が全地をおおい、午後三時まで続いた。
そして三時に、イエスは大声で叫ばれた。「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ。」訳すと「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。
そばに立っていた人たちの何人かがこれを聞いて言った。「ほら、エリヤを呼んでいる。」
すると一人が駆け寄り、海綿に酸いぶどう酒を含ませて、葦の棒に付け、「待て。エリヤが降ろしに来るか見てみよう」と言って、イエスに飲ませようとした。
しかし、イエスは大声をあげて、息を引き取られた。
すると、神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。
イエスの正面に立っていた百人隊長は、イエスがこのように息を引き取られたのを見て言った。「この方は本当に神の子であった。」”

マルコの福音書 15章16~39節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

“女たちも遠くから見ていたが、その中には、マグダラのマリアと、小ヤコブとヨセの母マリアと、サロメがいた。
イエスがガリラヤにおられたときに、イエスに従って仕えていた人たちであった。このほかにも、イエスと一緒にエルサレムに上って来た女たちがたくさんいた。
さて、すでに夕方になっていた。その日は備え日、すなわち安息日の前日であったので、
アリマタヤ出身のヨセフは、勇気を出してピラトのところに行き、イエスのからだの下げ渡しを願い出た。ヨセフは有力な議員で、自らも神の国を待ち望んでいた。
ピラトは、イエスがもう死んだのかと驚いた。そして百人隊長を呼び、イエスがすでに死んだのかどうか尋ねた。
百人隊長に確認すると、ピラトはイエスの遺体をヨセフに下げ渡した。
ヨセフは亜麻布を買い、イエスを降ろして亜麻布で包み、岩を掘って造った墓に納めた。そして、墓の入り口には石を転がしておいた。
マグダラのマリアとヨセの母マリアは、イエスがどこに納められるか、よく見ていた。”

マルコの福音書 15章40~47節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会