金沢キリスト福音教会

2018/11/25 実を結ぶ若枝

「実を結ぶ若枝」 (創世記49:22-26)
「 ヨセフは実を結ぶ若枝、泉のほとりの実を結ぶ若枝、その枝は垣を越える。 弓を射る者は彼を激しく攻め、彼を射て、悩ました。 しかし、彼の弓はたるむことなく、彼の腕はすばやい。これはヤコブの全能者の手により、それはイスラエルの岩なる牧者による。 あなたを助けようとされるあなたの父の神により、また、あなたを祝福しようとされる全能者によって。その祝福は上よりの天の祝福、下に横たわる大いなる水の祝福、乳房と胎の祝福。・・・」
 聖書の人に関する記述の中で個人的な罪や弱さが最も少ない人の一人と言えるでしょう。
 彼は父の愛する妻ラケルの子供、誰よりも愛され、誰よりも聡明でした。その為、10人の兄たちは彼を妬み、優しく愛することが出来ませんでした。ある時、ヨセフは兄たちによって奴隷としてエジプトに売られてしまいました。更に、主人ポテパルの妻の憎しみにより投獄されてしまいました。しかし、主なる神は全ての苦難の中でヨセフを助け守りました。
「主がヨセフとともにおられたので、彼は幸運な人となり、そのエジプト人の主人の家にいた。 彼の主人は、主が彼とともにおられ、主が彼のすることすべてを成功させてくださるのを見た。」(創39:2-3)
 ヨセフは牢獄でも、エジプト王の前にも神の恵みを得て栄える人となった。それは彼が主の御前に御言葉に忠実に歩んだことによる祝福でした。
「 怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は町を攻め取る者にまさる。」(箴言 16:32)
 兄弟たちは父の死後、自分たちの罪悪の為にヨセフの復讐を恐れましたがヨセフはすべてを神の摂理として受け入れて赦しました。 ヨセフは彼らに言った。「恐れることはありません。どうして、私が神の代わりでしょうか。 あなたがたは、私に悪を計りましたが、神はそれを、良いことのための計らいとなさいました。それは今日のようにして、多くの人々を生かしておくためでした。」(創 50:19)