「苦しみにあったことは私にとって幸せでした。それにより私はあなたのおきてを学びました。」
詩篇 119:71
「あえて割るからこそ染み込む濃厚な味わい。」これはとある醤油煎餅のパッケージに書かれた文句です。ものすごく堅い煎餅なのですが、確かに割れていることによって中まで味が染み込んでいます。先日これと同じことを鮭大根でも経験しました。大根に少し切り込みを入れるだけで、全然柔らかさと味の染み込みが違うのです。堅くて表面にしか触れないものと、砕かれて内側にまで染み込むものとでは、味わいに大きな差が生じるのですね。上にあげた詩篇の作者は、直前の箇所で「彼らの心は脂肪のように鈍感です(119:70)」と言っています。しかし、自分は違うのだと。何がその違いをもたらしたのでしょうか。それは苦しみにあい、砕かれた経験です。苦しみ=幸せではありませんが、砕かれることによって神の教えが内側にまで染み込んでくるなら、それは幸いなことと言えるのです。
