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祈祷会メッセージとお祈りの課題

主よ。来てください。 2020年12月2日 祈祷会

各ご家庭での祈祷会に感謝します。どうぞ教会のこと、皆様のこと等覚えてお祈り下さい。皆様の祈祷会が祝されますようにお祈りしております。

賛美 新聖歌76 諸人こぞりて

動画をアップロードして下さっている方に感謝です。

お祈り

  • 週の前半の歩みが守られたことの感謝。
  • 祈祷会を持てる感謝と、お祈りを導いて頂けますように。
  • 同じように家庭で祈祷会を守っておられる皆様のために。

賛美 新聖歌283 主よわがそばをば

動画をアップロードして下さっている方に感謝します。

聖書

また、キリストは来て、遠くにいたあなたがたに平和を、また近くにいた人々にも平和を、福音として伝えられました。

エペソ2:17

メッセージ

エペソ人への手紙は、パウロがローマで囚人となっていた時に、エペソとその周辺の教会に宛てて書かれた手紙と言われます。苦難の中にあっても教会がキリストにあって一つとされ、希望をもって信仰生涯を全うできるように励ましている手紙です。

パウロはエペソ2章の中で、ユダヤ人とそのほかの外国人(他国人)が、キリストにあって一つとされていることを語っています。エペソはユダヤではありませんので、他国人の方が多かったと思います。ユダヤ人と他国人との間には、文化的な違いも多く、教会の中でもお互いに分かり合えないことが多かったのかもしれません。しかし救い主であるキリストはユダヤ人です。そして他国人はもともと神様のことを全然知りませんでしたし、神様とユダヤ人との契約も知らず、神様の救いの計画の外側にいると思われていた人たちでした。しかし神様は世界中のすべての人を愛しておられたので、契約の外側にいると思われていたような人たちも恵みによって救ってくださいました。その要こそキリストであるとパウロは語ります。キリストによってすべての人は神様の許に一つとされているのです。

2:17には「また、キリストは来て、」と書かれています。キリストは来るという表現はとても動きのある表現です。神様の救いが何か意志を持たないもののように、静かに、だんだんと、心の内側に湧きおこるエネルギーのように起こるのではなく、キリストという一人の人が、私たちの外の世界から来られて、私たちの手を握り、神様の許へ連れて行って下さるような表現です。クリスマスシーズンを迎えていますが、クリスマスの賛美歌の中にも「主は来ませり」とうたわれています。イエス様は私たちの外側から来られるお方です。私たちは救いというと自分の心の変化を思い浮かべます。それはその通りです。神様の救いは私たちの心が神様によって作り替えられることを意味しています。しかし救いはキリストが来られなければ始まりません。キリストが私たちの心に来られて、キリストの望む形に私たちの心を作り替えるのです。救いはキリストが中心であり、キリストが来られるときにはじまります。

神様の救いについて考える時、私たち、人間の側の心の変化にばかり注目しすぎると、神様によってなされるという大事なことが見失われてしまうかなと思います。神様の救いは、私たちが望むような形に世の中が変わって、良い方向に進むのではなく、あくまで神様の望む形に変えられることです。クリスマスのシーズン、私たちは救い主の誕生を待ち望んで、「主よ。来てください。」と賛美歌を歌います。私たちはみな罪びとです。エペソの人々と同じように神様の契約からはみ出し、神様から遠く離れているようなものです。そんな遠くにいる私たちのところにも、キリストは恵みによって来てくださいます。その約束を信じて、私たちも「主よ。きてください。」と祈り心をこめて歌いたいと思います。「主よ。来てくださって、私たちの心をあなたの望むように作り替えてください」と祈りたいと思います。

お祈りの課題

  • 昭島教会に集う方々、ご家族のために
  • 最近、初めて来られた方々、久しぶりに来られた方々のために
  • 新型肺炎で苦しんでいる方々のために。また困難の中、神様にあって助け合う事ができるように。
  • クリスマスの導きのために
  • 川越教会のために

賛美 新聖歌68 久しく待ちにし

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主の祈り

天にまします我らの父よ。

ねがわくは御名をあがめさせたまえ。御国を来たらせたまえ。御心の天になるごとく、地にもなさせたまえ。

我らの日用の糧を今日も与えたまえ。我らに罪をおかす者を我らが赦すごとく、我らの罪をも赦したまえ。我らを試みに合わせず、悪より救い出したまえ。

国と力と栄えとは限りなく汝のものなればなり。

アーメン。

(出典:新聖歌)

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祈祷会メッセージとお祈りの課題

2020年11月25日 静まりの祈祷会

各ご家庭での祈祷会に感謝します。どうぞ教会のこと、皆様のこと等覚えてお祈り下さい。皆様の祈祷会が祝されますようにお祈りしております。

賛美 新聖歌67 わが心は

動画をアップロードしてくださっている方に感謝します。

お祈り

  • 週の前半の歩みが守られたことの感謝。
  • 祈祷会を持てる感謝と、お祈りを導いて頂けますように。
  • 同じように家庭で祈祷会を守っておられる皆様のために。

静まりの祈祷会

今日は月末の祈祷会なので、静まりの祈祷会です。心をしずめて主の御言葉をゆっくりと味わいましょう。

  • リラックスして座ります。
  • 呼吸をゆっくり整えましょう。
  • 息を吸う時に「神様。お語り下さい。」というイメージを持ち、息を吐く時に「神様。お委ねします。」というイメージを持ちます。
  • 今は神様に集中し、他の思いが出てきたら、吐く息と共に神様にお委ねしましょう。

招きの言葉

35 御使いは彼女に答えた。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれます。

36 見なさい。あなたの親類のエリサベツ、あの人もあの年になって男の子を宿しています。不妊と言われていた人なのに、今はもう六か月です。

37 神にとって不可能なことは何もありません。」

ルカ1:35-37 (新改訳2017)

聖書の言葉

ゆっくりと3回、読みましょう。

ルカの福音書1:8-25 (新改訳2017)

8 さてザカリヤは、自分の組が当番で、神の前で祭司の務めをしていたとき、

9 祭司職の慣習によってくじを引いたところ、主の神殿に入って香をたくことになった。

10 彼が香をたく間、外では大勢の民がみな祈っていた。

11 すると、主の使いが彼に現れて、香の祭壇の右に立った。

12 これを見たザカリヤは取り乱し、恐怖に襲われた。

13 御使いは彼に言った。「恐れることはありません、ザカリヤ。あなたの願いが聞き入れられたのです。あなたの妻エリサベツは、あなたに男の子を産みます。その名をヨハネとつけなさい。

14 その子はあなたにとって、あふれるばかりの喜びとなり、多くの人もその誕生を喜びます。

15 その子は主の御前に大いなる者となるからです。彼はぶどう酒や強い酒を決して飲まず、まだ母の胎にいるときから聖霊に満たされ、

16 イスラエルの子らの多くを、彼らの神である主に立ち返らせます。

17 彼はエリヤの霊と力で、主に先立って歩みます。父たちの心を子どもたちに向けさせ、不従順な者たちを義人の思いに立ち返らせて、主のために、整えられた民を用意します。」

18 ザカリヤは御使いに言った。「私はそのようなことを、何によって知ることができるでしょうか。この私は年寄りですし、妻ももう年をとっています。」

19 御使いは彼に答えた。「この私は神の前に立つガブリエルです。あなたに話をし、この良い知らせを伝えるために遣わされたのです。

20 見なさい。これらのことが起こる日まで、あなたは口がきけなくなり、話せなくなります。その時が来れば実現する私のことばを、あなたが信じなかったからです。」

21 民はザカリヤを待っていたが、神殿で手間取っているので、不思議に思っていた。

22 やがて彼は出て来たが、彼らに話をすることができなかった。それで、彼が神殿で幻を見たことが分かった。ザカリヤは彼らに合図をするだけで、口がきけないままであった。

23 やがて務めの期間が終わり、彼は自分の家に帰った。

24, 25 しばらくして、妻エリサベツは身ごもった。そして、「主は今このようにして私に目を留め、人々の間から私の恥を取り除いてくださいました」と言い、五か月の間、安静にしていた。

黙想

  • 御言葉について思い巡らしましょう。
  • 心に留まった御言葉、思い巡らしたことを短くメモしておきましょう。
  • 思い巡らしたことについてお祈りしましょう。
  • 今は、御言葉から離れないようにお祈りしましょう。

賛美 新聖歌256 御翼のもとに

動画をアップロードしてくださっている方に感謝します。

お祈りの課題

  • 昭島教会に集う方々、ご家族のために
  • 最近、初めて来られた方々、久しぶりに来られた方々のために
  • 新型肺炎で苦しんでいる方々のために。また困難の中、神様にあって助け合う事ができるように。
  • クリスマスの導きのため。
  • 南大沢チャペルのために

主の祈り

天にまします我らの父よ。

ねがわくは御名をあがめさせたまえ。御国を来たらせたまえ。御心の天になるごとく、地にもなさせたまえ。

我らの日用の糧を今日も与えたまえ。我らに罪をおかす者を我らが赦すごとく、我らの罪をも赦したまえ。我らを試みに合わせず、悪より救い出したまえ。

国と力と栄えとは限りなく汝のものなればなり。

アーメン。

(出典:新聖歌)

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祈祷会メッセージとお祈りの課題

ただ一つのもの 2020年11月18日 祈祷会

各ご家庭での祈祷会に感謝します。どうぞ教会のこと、皆様のこと等覚えてお祈り下さい。皆様の祈祷会が祝されますようにお祈りしております。

賛美 新聖歌201 イエスはわがいのち

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お祈り

  • 週の前半の歩みが守られたことの感謝。
  • 祈祷会を持てる感謝と、お祈りを導いて頂けますように。
  • 同じように家庭で祈祷会を守っておられる皆様のために。

賛美 新聖歌108 丘に立てる荒削りの

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聖書

主よ あなたは離れないでください。 私の力よ 早く助けに来てください。 救い出してください。私のたましいを剣から。 私のただ一つのものを犬の手から。

詩篇22:19-20

メッセージ

詩篇22篇は表題にダビデの賛歌と書かれています。ダビデは孤独のつらさを知っている王でした。ダビデはサウル王によって王の側近として王宮に召し出されますが、サウル王はダビデに対して病的に、とても辛く当たります。サウル王は時にはダビデがいなければどうしようもないとすがりつき、またそのすぐ後には燃えるような怒りと殺意をダビデに向けます。ダビデは何度もサウル王から命を狙われ、また命乞いをされました。ダビデとサウル王の付き合いは命を削りあうような関係でした。またダビデがサウルから命を狙われるということは、イスラエル王国全土から居場所がなくなるということでもあります。では外国に行けばダビデの居場所があるかというとそうではありません。ダビデは戦争で数々の武勲を挙げていたため、周辺諸国からは常に危険視されていました。ダビデにとってイスラエルでの居場所が無くなるということは、世界中から居場所が無くなるということでした。そしてそれは同時に、ダビデの理解者が世界中から一人もいなくなるということでもあります。

詩篇22篇は見捨てられた者の心境をうたっている歌です。世界中から見捨てられ、また神様からも見捨てられているような感覚に陥っています。しかし詩篇の作者は、神様が正しい者を見捨てるようなお方ではないと分かっているので、神様に自分を見捨てないでくださいと懇願しています。自分は虫けらのような存在ですが、どうか見捨てないでくださいと祈っています。22:20には「私のただ一つのもの」という言葉があります。辞書によるとこの一つのものの意味は、「自分だけが持っている独特で、他にも代えることができないもの」と書かれています。そして多くの場合は「命」と訳されるそうです。他にも、アブラハムがイサクを指すときに、ただ一人の息子という意味でこの言葉を使っています。それを失ったら自分は自分でなくなるというようなもの、そういった意味を含めた意味での命です。私たちは孤独になると、そういった意味での命、自分という存在そのものが危機に陥ります。誰からも認められないということは、世界にとって、自分は生きていても、死んでいても同じだと感じるからです。尊厳と言ってもいいでしょうか。私たちは普段、世界中の多くのものから認められていると感じることで、自分の尊厳を保っているのかもしれません。詩篇22篇の作者は世界から見放されました。そして自分の命、尊厳が危機に陥ります。その時、神様を求めたのです。自分の尊厳が神様によって守られることこそ、真の平和です。世界よりもゆるぎないお方が私の存在を守ってくださるのです。

神様は確かに私たちの尊厳を守ってくださるお方です。それもご自分の尊厳を捨てるほどに私たちの尊厳を守ってくださるお方なのです。詩篇22:1はイエス様が十字架の上で引用されたお言葉の一つと言われます。十字架にかかられたイエス様はまさに世界中から見捨てられた存在でした。そしてご自身のただ一つのものである、命を捨てられました。また父なる神様にとってもただ一人の子を死に追いやった瞬間でもあります。神様はご自分のただ一つのものを失ってでも、私たちのただ一つのものを守ってくださるようなお方です。たとえ世界中が私を見捨てたとしても、私たちは自分の尊厳を神様に置き、神様に守られているという平安をいただきたいと思います。

お祈りの課題

  • 昭島教会に集う方々、ご家族のために
  • 最近、初めて来られた方々、久しぶりに来られた方々のために
  • 新型肺炎で苦しんでいる方々のために。また困難の中、神様にあって助け合う事ができるように。
  • クリスマスの導きのために
  • 川越教会のために

賛美 新聖歌252 安けさは川のごとく

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主の祈り

天にまします我らの父よ。

ねがわくは御名をあがめさせたまえ。御国を来たらせたまえ。御心の天になるごとく、地にもなさせたまえ。

我らの日用の糧を今日も与えたまえ。我らに罪をおかす者を我らが赦すごとく、我らの罪をも赦したまえ。我らを試みに合わせず、悪より救い出したまえ。

国と力と栄えとは限りなく汝のものなればなり。

アーメン。

(出典:新聖歌)

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祈祷会メッセージとお祈りの課題

主を仰ぎ見る 2020年11月11日 祈祷会

各ご家庭での祈祷会に感謝します。どうぞ教会のこと、皆様のこと等覚えてお祈り下さい。皆様の祈祷会が祝されますようにお祈りしております。

賛美 新聖歌421 ここに主はまして

動画をアップロードして下さっている方に感謝です。

お祈り

  • 週の前半の歩みが守られたことの感謝。
  • 祈祷会を持てる感謝と、お祈りを導いて頂けますように。
  • 同じように家庭で祈祷会を守っておられる皆様のために。

賛美 新聖歌427 ただ主を

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聖書

主よ 御手をもって人々から 相続分が地上のいのちであるこの世の人々から 私のたましいを助け出してください。あなたの蓄えで 彼らの腹は満たされ 子たちは満ち足り その余りを さらにその幼子らに残します。しかし私は 義のうちに御顔を仰ぎ見 目覚めるとき 御姿に満ち足りるでしょう。

詩篇17:14-15

メッセージ

詩篇17篇は神様への訴えで始まります。「主よ。聞いてください。正しい訴えを。(17:1)」と言って始まります。この詩篇の作者は神様の言葉を守り、悪い道を避けて、正しく歩んでいました。ですから神様に正しい裁きを訴えています。悪いものから守ってくださるようにとお願いしているのです。確かに神様は正しい者の訴え、祈りを聞いてくださいます。

私たちは祈るときに、何を求めて祈るでしょうか。自分の生活が守られるように祈ります。健康が守られるように祈ります。それらの祈りは大事な祈りです。神様は私たちに必要なものを必要なだけ備えてくださいます。神様は私たちを十分に祝福してくださいます。では私たちは神様からの祝福を求める祈りの背後にどんな価値観を持っているでしょうか。この詩篇の作者は、この地上のどのような祝福よりも、神様というお方を求めていました。詩篇17:14には「主よ 御手をもって人々から 相続分が地上のいのちであるこの世の人々から 私のたましいを助け出してください。」と書かれています。人々は、この地上で受ける相続分、つまり祝福こそが自分たちのいのちであると考えています。毎日食べることができるご飯や、着るための服、住むための土地、それらは私たちの生活必需品です。現代社会で人が生きていくために絶対的に必要とされているものです。自分が生きていくために、いのちを繋いでいくために絶対必要であると考えています。

しかし17:15を見ると詩篇の作者はそれらではなく、神様を仰ぎ見ると書いています。「しかし私は 義のうちに御顔を仰ぎ見 目覚めるとき 御姿に満ち足りるでしょう。」この詩篇の作者は、生きていくために絶対必要と言われる物よりも、神様ご自身を仰ぎ見ることができるということのほうが重要と考えます。この詩篇の作者は、自分の悩み苦しみ、葛藤の原因はここにあると考えていたようです。自分の目が神様ではなく、地上における物質的な豊かさや、自分の健康、生活の安定などに向いた時、苦しんだり悩んだりすると思ったようです。ですから、世の人々のように物質的なことに思いを集中するのではなく、神様に集中できるように守ってくださいと祈っているのです。

この地上生活においては苦しみ、悩みがあります。神様が私たちに必要と思っておられる分よりも、さらに多くのものを私たちが望むからです。満ち足りていないという感覚が常にあるので、私たちは悩み、苦しみます。そうではなく私たちは神様に思いを寄せたいと思います。神様は私たちのいのちを守ってくださいます。また後には栄光の御国へと招いてくださると確かに約束して下さっています。ですから私たちは神様に希望を持ち、神様の与えてくださっている日々を感謝して過ごしたいと思います。神様は確かに私たちに必要十分な祝福を、それも他の方々と分かち合うことのできる祝福を与えてくださいます。

お祈りの課題

  • 昭島教会に集う方々、ご家族のために
  • 最近、初めて来られた方々、久しぶりに来られた方々のために
  • 新型肺炎で苦しんでいる方々のために。また困難の中、神様にあって助け合う事ができるように。
  • クリスマスの導きのために
  • 守谷教会のために

賛美 新聖歌465 キリストには代えられません

動画をアップロードして下さっている方に感謝します。

主の祈り

天にまします我らの父よ。

ねがわくは御名をあがめさせたまえ。御国を来たらせたまえ。御心の天になるごとく、地にもなさせたまえ。

我らの日用の糧を今日も与えたまえ。我らに罪をおかす者を我らが赦すごとく、我らの罪をも赦したまえ。我らを試みに合わせず、悪より救い出したまえ。

国と力と栄えとは限りなく汝のものなればなり。

アーメン。

(出典:新聖歌)

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祈祷会メッセージとお祈りの課題

混じり気のない主のことば 2020年11月4日 祈祷会

各ご家庭での祈祷会に感謝します。どうぞ教会のこと、皆様のこと等覚えてお祈り下さい。皆様の祈祷会が祝されますようにお祈りしております。

賛美 新聖歌196 祈り物事

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お祈り

  • 週の前半の歩みが守られたことの感謝。
  • 祈祷会を持てる感謝と、お祈りを導いて頂けますように。
  • 同じように家庭で祈祷会を守っておられる皆様のために。

賛美 新聖歌324 主と主の言葉に

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聖書

主のことばは 混じり気のないことば。土の炉で七度試され 純化された銀。

詩篇12:6

メッセージ

詩篇の通読を続けています。詩篇12篇は表題に「ダビデの賛歌」とあるので、ダビデが作った詩篇なのかもしれません。この詩篇は、神様に苦しみの中から助け出してくださいとお願いしている詩篇のように見えます。作者の周りには本当のことを語っているのか、偽りの言葉を語っているのか分からないような人がいるようです。その中で誰が自分の味方なのかも分からず苦しんでいます。ダビデは平民の羊飼いの家で育ちましたが、若い頃にサウル王から召し出され、王宮で仕えるようになりました。それ以来、ダビデは富と権力の絡み合う政治の中枢で、騙し、騙しあう人々の中で過ごしました。またダビデの治世は、近隣の国との闘いも多い時代でした。ダビデの心は日々消耗していたのではないでしょうか。

現代は、情報が強い武器になる時代です。個人情報は何としてでも守らなければなりません。悪用されると大変です。企業においても、他のライバル企業よりも早く新しい情報を得ていくことが利益につながる時代です。新聞やニュースで報じられることをいかに利用していくかが大きなカギのようです。また逆に情報を発信していくことも重要になります。新しい商品の情報をいつ発表するか、どのように宣伝し、売り込んでいくかも重要です。一つの情報が社会に与える影響は大きく、その影響の大きさに比例して利益を生み出す人と、そうでない人がいます。噂話も、デマも、それらの情報を流すことで社会に大きな影響を与えるので、それによって利益を生み出す人もいるのかもしれません。きちんと真心から正直に人に話すよりも、どのようにどの程度の情報を開示したら利益になるか、あるいは不利益を被ってしまうか、考えながらコミュニケーションを取らなければならない時代になってしまいました。ダビデ王の状況は、私たち一般には想像しづらいかもしれませんが、私たちも「人は互いにむなしいことを話し   へつらいの唇と 二心で話します。(12:2)」というような時代、「われらはこの舌で勝つことができる。この唇はわれらのものだ。だれが われらの主人なのか。(12:4)」という時代に生きています。何を語るか、何を語らないかで勝利と敗北が決まる世界です。誠実さよりも狡猾さの方が横行する時代です。

このような世界は心地よい世界でしょうか。ダビデはそう感じなかったと思います。青々とした田園風景の中、ゆったりと時間が流れ、人々が心から笑顔であいさつし合える牧歌的な田舎の町でダビデは育ちました。羊を飼い、素朴な幸せの中に過ごしてきました。日々神様に守られ、神様に信頼して歩んでいました。ダビデはその幸いを知っていたので、世の中の流れとは相いれませんでした。ダビデはこのような人と人が信頼し合えない、愛のない世界から救ってくださいと祈っています。敵から救い出し、神様の治めておられる愛の世界へ導いてくださいと祈っています。神様の言葉は世の人々が使うような二心の言葉ではなく、「混じり気のないことば」です。洗練された銀のように純粋で、確実なおことばです。神様の言葉をダビデは信頼しています。その言葉の通りに、私を救い、導いてくださいと祈っています。私たちも世の言葉に惑わされることなく、また自らもそのような言葉を用いることなく、神様の言葉に信頼し、歩みたいと思います。

お祈りの課題

  • 昭島教会に集う方々、ご家族のために
  • 最近、初めて来られた方々、久しぶりに来られた方々のために
  • 新型肺炎で苦しんでいる方々のために。また困難の中、神様にあって助け合う事ができるように。
  • クリスマスの導きのために
  • 南平教会のために

賛美 新聖歌316 御言葉なる

動画をアップロードして下さっている方に感謝します。

主の祈り

天にまします我らの父よ。

ねがわくは御名をあがめさせたまえ。御国を来たらせたまえ。御心の天になるごとく、地にもなさせたまえ。

我らの日用の糧を今日も与えたまえ。我らに罪をおかす者を我らが赦すごとく、我らの罪をも赦したまえ。我らを試みに合わせず、悪より救い出したまえ。

国と力と栄えとは限りなく汝のものなればなり。

アーメン。

(出典:新聖歌)