聖書箇所:マタイの福音書1章11-17節

説教題:『主イエス・キリストの系図(3)』

聖書は世界で最も多く発行され(約50億部)、最も多くの言語に翻訳されている書物であり、今も全世界で読まれ続けています。その執筆は1人の著者ではなく、約1500年の間に40人以上が関わりました。

歴史をたどると、紀元前2000年頃、多神教のメソポタミアに住むアブラム(後のアブラハム)が、唯一の真の神の呼びかけに応じ、カナンの地に移りました。子孫イサク、ヤコブ(イスラエル)からイスラエル民族が生まれ、エジプト滞在を経て、モーセに導かれ出エジプトし、律法(トーラー)が与えられました。

その後、士師、祭司、預言者を通して導かれ、紀元前1000年頃ダビデ王国が成立。神はダビデに「子孫から永遠の王国が起こる」と約束されました。しかし罪深い王たちが偶像崇拝を行い、紀元前600年頃バビロン捕囚に至ります。その後ペルシャ・ギリシャを経てローマ帝国支配下となり、初代皇帝アウグストゥスの時代にイエス・キリストが誕生されました。

旧約の律法・預言・詩篇から新約の福音書・使徒書簡・黙示録に至るまで、聖書全体は一貫して救い主イエス・キリストを証ししています(ルカ24:27, 44、ヨハネ5:39)。しかしユダヤ人はこの方を受け入れず十字架に付けました。

それからイエスは、モーセやすべての預言者たちから始めて、ご自分について聖書全体に書いてあることを彼らに説き明かされた。

ルカの福音書24章27節

マタイは系図を通して「イエスこそアブラハムの子、ダビデの子、約束された救い主」であることを示します。聖書の驚くべき点は、1500年間・多くの著者によって書かれながら、一つの福音を語り、預言が歴史の中で成就していることです。

あなたがたは、聖書の中に永遠のいのちがあると思って聖書を調べています。その聖書は、わたしについて証ししているものです。

ヨハネの福音書5章39節

【適用】



聖書は単なる歴史書でも宗教書でもなく、神が人類に与えた救いの啓示です。私たちは、この御言葉が証しする救い主を正しく知り、信じ、従うことが求められています。世の情報は移り変わりますが、聖書の真理は永遠に変わりません。日々この御言葉に親しみ、学び、生活の中で実践し、私たちの人生と証しを通してキリストを示していく者でありましょう。