篠原氏の特別講義-霊性の神学の組織神学上の位置づけ

先週の土曜日は、本来は休校日ですが、群馬県から篠原明氏をお招きして、霊性の神学についての特別講義をして頂きました。氏はカナダの西海岸バンクーバーにあるリージェント・カレッジで学ばれました。組織神学と霊性の神学、一見すると相反するように見える学問領域の重なり合う部分、補い合うべき部分を、わかりやすく講義頂きました。
※リージェント・カレッジ・・・同校の初代学長がジェームズ・フーストンで、当時、プロテスタント神学では脇に置かれがちな霊性について研究し、大学に「霊性の神学」(Spiritual Theology)という独立した部門を設立しました。フーストンは霊性の神学のパイオニアであり、リージェントカレッジも今もその領域で先端を行っています。今回の講師である篠原氏はそのリージェントカレッジでキリスト教学修士(Master of Christian Studies、霊性の神学専攻)を修了されています。

講義する篠 原 明 氏

講義する篠 原 明 氏

講師略歴:早大第一文学部フランス文学専修卒、東京学芸大院教育学研究科学校教育専攻(修士課程)修了、リージェント・カレッジ(カナダ・バンクーバー)修了キリスト教学修士(Master of Christian Studies、霊性の神学専攻)、トリニティ国際大学(神学校、アメリカ・ディアフィールド)修了、哲学博士(PhD in Educational Studies、キリスト教教育主専攻、キリスト教神学副専攻)。元聖契神学校非常勤講師、組織神学担当(2003年4月~2005年3月)。現在中ノ条キリスト集会責任者。
訳書に、『若者は朝霧のように-思春期のこどもとともに成長する』(ユージン・H・ピーターソン著)や本学院の聖書教理学の指定教科書、『聖書教理がわかる94章』(J.I.パッカー著)ともにいのちのことば社などがある。