「こうして、キリストご自身が、ある人たちを使徒、ある人たちを預言者、ある人たちを伝道者、ある人たちを牧師また教師としてお立てになりました。」

エペソ人への手紙4章11節

万人祭司という教義は、ローマ・カトリックの考える「聖職者だけが祭司であり、一般信徒は祭司の仲介を必要とする」という教義に対する反論として告白されました。(第一テモテ2:5「仲介者はキリストのみ」、第一ペテロ2:5-9「みなが祭司」)ただ、誤解してはならないのは、特別な召命に基づく奉仕の存在が否定された訳ではないということです。キリストご自身が伝道者、牧師また教師としてお立てになった人もいるのです。ちなみに、ここで言われている「牧師また教師」は、二つの側面から描かれた同一の職務を指しています。つまり、「牧師=教師」なのです。アカデミックな教師(学者)という意味ではなく、人々をキリストの弟子とするために教育・指導をする教師(牧師)であるということでしょう。神に直接祈る祭司の特権を与えられた一人一人のキリスト者を、導き、牧会し、唯一の仲介者であるキリストの御名によって祈るようにと教える。これが「牧師また教師」に委ねられた務めなのです。