8月も最後の週、まだまだ蒸し暑さが続きます。そんな午後に、電話相談がありました。三重県からは少し遠い地区からの電話、どうすれば人付き合いがうまくいくかを教えてほしいという男性の相談でした。長く務めた会社を辞めたが、人付き合いが難しいとのこと。わたし(吉川)も人付き合いは上手なわけではないが、聖書に聞きながらの話なら、と水を向けると、最近読んだ個所に「いつも喜んでいなさい」という言葉が印象に残っているとのこと。テサロニケの信徒への手紙一の5章にあります。
そこで、そのためにはどうすればいいか?が書かれていないか、その文の前後を一緒に読んでみました。対人関係の中で、自分の気に入るように、という思いだけで人と付き合っていないだろうか?パウロさんが12節から書いているのは、わたしたちが神さまと平和の関係にあるなら、相手との間に平和が生まれる、ということではないでしょうか?と問いかけてみました。電話の向こうで、少し声が和らいだのが感じられました。
聖書の力はすごい。一緒に読んだことで、共通した心の動きが感じられました。
この夏も我が家に訪問してくれたカタツムリ、じっくり相手との平和を探している動き方でした。その、急がず焦らずの動きはわたしの性急な心に、そんなに急かさないで、と教えているようです。 MVI_3502