聖書箇所:ネヘミヤ記8:13-18

説教題:『みことばの回復』

説教者:堀浩史牧師(北国分キリスト教会)

はじめに:みことばに立ち返る

皆さん、おはようございます。

今日はネヘミヤ記8章から、神様のみことばが私たちの信仰をいかに変え、強めるかを見ていきたいと思います。前回の城壁完成に続き、民は自らみことばを求め、神様との関係を再構築しようとしました。

1. 「よく調べる」ことの重要性

ネヘミヤ記8章13節は、指導者たちがエズラのもとに集まり、「律法のことばをよく調べるため」と記しています。初日にみことばを聞いて感動し、涙を流した彼らは、そこで終わらず、さらに深く神様の御心を知ろうと行動したのです。

この姿勢は、新約聖書のベレアの人々にも見られます。彼らはパウロの言葉をただ聞くだけでなく、「はたしてそのとおりかどうか、毎日聖書を調べた」のです(使徒の働き17章11節)。みことばへの真剣な探求心こそが、信仰を確固たるものにします。

2. 忘れ去られた「仮庵の祭り」の復活

彼らが律法を調べた結果、重大な発見をします。モーセの律法に定められた「仮庵の祭り」が、長い間守られていなかったことを知ったのです。17節には「ヌンの子ヨシュアの時代から今日まで、イスラエルの子らはこのようにしていなかった」とあります。

仮庵の祭りは、民がエジプトを出て、荒野を旅した40年間を記念する祭りです。バビロン捕囚から帰還した民にとって、この祭りの復活は、神の恵みによる「第二の出エジプト」とも言える出来事でした。みことばに立ち返ることで、彼らは自分たちのアイデンティティを再確認し、神様との新たな関係を築き始めたのです。

3. 「ホサナの歌」とキリストへのつながり

仮庵の祭りには、「ホサナの歌」という重要な要素がありました。「ホサナ」は「どうか、救ってください」を意味するヘブライ語で、詩篇118篇の「主の御名によって来られる方に、祝福があるように」という言葉と共に、来るべき救い主、メシアの到来を待ち望む叫びでした。

この歌は、新約聖書へとつながります。イエス・キリストがエルサレムに入城した際、人々は「ホサナ、ダビデの子に!」と叫び、彼を迎え入れました。彼らは、何百年も歌い継いできたこの歌で、イエスこそがその救い主であると信じたのです。

まとめ:みことばに回帰することの力

ネヘミヤ記の民がみことばに立ち返ったことは、単なる過去の儀式の再現ではありませんでした。それは、神様の壮大な救いの計画が、イエス・キリストによって成就される、その準備を整えることにつながったのです。

私たちの信仰生活も同様です。みことばに立ち返るとき、私たちは神様との関係を修復し、神のご計画の中に生きる新たな道を見出すことができます。

この恵みを心に留め、日々の生活でみことばを大切にしていきましょう。