SATTE CHURCH HOMEPAGE

2020年3月29日 「完了した」 ヨハネ19:28-30


本日の聖書個所には、イエス様の十字架上で語られた
7つの言葉のうちの第5番目と6番目が記されています。

@「わたしは渇く」
 イエス様が十字架上で味わわれた肉体の渇きを
表わしています。出血と炎天下のもと、十字架刑
特有の苦しみです。生理的な現象を示すと共に、死が
近いことを暗示しています。

 ローマ兵がすっぱい葡萄酒を含んだ海面をヒソプの
枝につけて、それをイエス様の口元に差し出すと、
イエス様はそれを飲まれました。このヒソプは、過越し
の祭りの際に、屠られた子羊を家の鴨居と門柱に
塗ることに用いられました。

 まさにこの時、イエス様は過越しの子羊として、世の
罪を取り除く神の子羊として十字架とほふらんとされた
のです。しかも、主導権はイエス様ご自身がどこまでも
握っておられる。

 イエス様の渇きは肉体の苦しみである以上に、私達
人間の魂を罪の滅びから救い出す激しい飢え渇きで
あったのです。

A「完了した」
 次ににイエス様は大声で叫ばれた。これは征服者が
激しい苦闘の末に発する勝利宣言です。「神が約束
された旧約聖書の通り、わたしはサタンと死に打ち
勝ったぞ!人間の救いの道を完成させたぞ!」と。

 それゆえ、イエス様を信じる者は誰でも、罪の滅びから
救われ、永遠のいのちが与えられ、神との交わりが
回復されるのです。