SATTE CHURCH HOMEPAGE

2020年4月12日イースター 「イエス様の先回り」 マルコ16:1-6


①段取り
 マグダラのマリヤたちは、土曜日の日没後に香料を買っておき、
日が上った時には墓に到着できるよう準備しました。イエス様から
頂く恵みを体験していた彼女たちは、イエス様を愛し仕えようと
一途な思いでした。それが段取りの良さにつながり、やがて彼女
たちがイエス様の復活を目撃し、人々へ伝えるという大事な役割を
果たすことになります。

 私たちもイースター(キリストの復活をお祝いする祭り)の時だけ
でなく、イエス様の復活された日曜の朝を普段から待ち望み、段取り
して備える者でありたいと願います。

②イエス様の先回り
 彼女たちは墓の入口を塞ぐ大きな石を取り除く手段を持たずに
墓へやって来ました。そこにはローマの兵隊が警護しており、死体を
盗まないよう見張っていました。

 彼女たちはイエス様の復活を前もって聞いていたにも関わらず、
現実問題の"大きな石"のことばかり心配していました。
 しかし、段取りの良い彼女たち以上に、イエス様が先回りして
問題を解決し、道を備えて下さるのです。

 私たちも人生の諸問題に遭いますが、祈りつつその場に臨んで
行くと、イエス様が既に問題を取り除き、解決していて下さることを
体験します。

③空の墓
 イエス様の復活を彼女たちが確信するためには、先ず自分たちが
頼りにしていた"この世のものの空しさ""心の空虚さ"を体験しな
ければなりませんでした。彼女たちは"イエス様のご遺体やお墓"を
頼っていたからです。

 けれども、神はイエス様に全能の力を働かせ、復活の救い主
として死を打ち破られました。イエス様はいつまでも死に封じ込め
られているお方ではなかったのです。

 私たちもイエス様の復活を信じるときに、死への根本的な恐怖が
解決されます。なぜならイエス様が先ず死に勝利され、イエス様を
信じる者もイエス様を初穂としてそれに続くと約束されているからです。
 ここから信仰者へ最終的な希望と、この世の困難や命の危険を
乗り越えていく勇気と力が与えられて行くのです。

   「ここにはおられません。よみがえられたのです」(6節)